船場商人 4つの予言と5つの教え

東日本大震災(東北・関東大震災)で命を落とされた多くの方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方に心よりのお見舞いを申し上げます。被災地に住まわれている方は、これから本当に大変な時期を過ごされることと思いますが、助け合い、励ましあい、支えあいまして、一日も早い復旧を願っております。

さて

なぜこの大事な時期に、2週間もエントリーを控えておりましたのか、説明いたします。いくつか理由がありますが、私の祖父に当たります船場商人(これまでのエントリーでは「金持ち爺さん」のように書いていたと思います)のこれまでの言葉を反芻し、頭の中でまとめていたのです。

今を遡ること約16年、1995.1.17に、神戸沖を震源とする、いわゆる阪神大震災が起こりました。私のもう一人の祖父である「貧乏爺さん」(実際にはそれほど貧乏ではありませんでしたが、良い対義語が見当たらなかったものですから)は、この阪神大震災で亡くなりました。私はその時は学生でしたので、しばらく被災地入りをしまして、関西に帰ってきたときのことです。

貧乏爺さんは、もとは技師(エンジニア)のような仕事をしており、戦争から帰ってきてからゴムの会社を興して仕事をしていました。よく、宇宙の始まりや、最初の生命の誕生などの話を聞かせてくれ、子供心を躍らせていたものです。

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「ぼん。この度は、残念やったな。」太平洋戦争の焼夷弾を奇跡的にまぬがれた築100年の木造屋敷の内玄関で、金持ち爺さんが、被災地から帰ってきた私を、すまさなそうに出迎えてくれました。

地震発生直後は、余りに悲惨な現実に神も仏もあるものか、と思っていたのですが、それから何週間も経っていて、私も多少は心の整理がついていたものですから、被災地で見たこと、聞いたことなどを話したように思います。たとえば、

・家が崩れてガレキとなり、失うものも多かったが、無事に生き延びた人は、本当に大事なものは何かを語ることが多かったこと。
・マイセンの食器は割れてしまったが、町内会の炊き出しの紙コップのほうが暖かかったというような話。かざりのない、ただの一人の人間として生きていくのに必要なのは、高価な家や家具ではなく、人のつながりであったというような話。
・在庫商品を、足元を見て、高く売ろうとした店のこと。逆に、タダもしくはタダ同然で配った店のこと
・自衛隊の給水・物資の配給には、みな並んで、荒れた感じは余りなかったこと
・日ごろ当たり前と思っていること、電気、水、トイレ、暖かい食事、食器、風呂、プライバシー、など多数が、実は多くの前提条件に支えられており、全然当たり前ではなかったこと

身内が亡くなった恨み辛みではなく、そういった、見聞きした事実を話したように思います。

金持ち爺さんは、歴史は繰り返す、という話をしたあと、

「ええか、ぼん。今から、大事なことを言わなあかん。時代の変わり目に、天変地異いうんは、かならず起こる。そうゆうことは、60年単位、100年単位、700年単位で、考えんとあかん。これから地震が起きる時期になったと思て、準備せなあきませんで」
「神戸の地震は、そんな所で起こる思てへんかった。これからも、そんなことあれへん(=あるはずない)思てることが、仰山起こてくるで」
「これから、間違いなくそういう時代になっていく。でも、地震や津波があっても、神様を恨んだら、あかん。何があっても、世を拗ねたり恨んだりしたらあかんねんで。生きているからこそ、与えられる試練やと、思いや。」
「(地震のあとの状況・人の振る舞いを)よう、見ときや。人の真価いうんはな、こういう時に問われるんやで。自分やったらどうするか、よう考えや」

などということを言われたように思います。

そして、別の機会に、「12月の晴れた日曜日。また大きな地震が来る。」とのビジョンを託されました。時期や場所についても話がありましたが、趣旨が違いますので割愛します。

タイトルに4つの予言と書きましたが、そのうちの一つが、この「地震に関する予言」です。残りは「食糧危機」「国債と紙幣(お金)の無価値化」「戦争」です。金持ち爺さんの日々の話の中で、過去に学び未来を警告した言葉をあらためて再整理すると、大きなものはだいたいこの4つのカテゴリーに分かれるというくらいの意味で、最初から明確に「4つの予言」があった訳ではありませんが、分かりやすさを考えて4つに分けました。

以前にも書いたかもしれませんが、金持ち爺さんには多少の霊感というか予知能力のようなものがあったのだと思います。優れた経営者には、多少なりともそういった神がかった部分があるものですが、そういった能力があったから、戦争で生き延び、帰ってきてから商売で成功を収めたのかも知れません。

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「何だよ。オカルトかよ。それなら、東日本大震災も当ててから言えよ。」と思われるかもしれません。

そうではありません。こういった天変地異は、人知をもって計ることが出来ないが、超長期スパンで見ると必ず周期的に起こるという前提の下で、常に備える、ということが大切だ、という趣旨です。決して、「当て物」が先に来るのではないのです。

5つの教えについては時間がありませんので、機会を改めます。

最後に、このたびの大震災で被災されました方には、心よりのお見舞いを申し上げます。くれぐれもお体を大切にされますよう。
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by kanconsulting | 2011-03-27 02:14 | 経済状況
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