国際貸付ではなく国際投資を 経済状況の発展段階説(2)

先日のブログで国際投資について述べたと思いますが、他国にカネを出す場合、貸す(債権)、投資する(株)という形式があります。
マーケットの馬車馬さん(http://workhorse.cocolog-nifty.com/)が「金貸しがエラい理由」でご指摘のように、
「日本は、海外・外国政府に対するODA・貸付では、貸した金の返済を待つことしか出来ないという意味で本質的には弱者である。」
と思います。

また、重債務国は、金利の返済に耐えかね、債務の棒引きを求めます。たとえば、2000年を聖なる年として債権放棄を求める「ジュビリー2000」があったことをご存知の方もおいででしょう。
http://www.eco-link.org/jubilee/
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/jubilee-kansai/

ODAは普通は(円)借款なので債権になるのですが、私は「金を貸す」よりも「投資する」ほうが日本にとって好ましいのではないかと考えます。もちろん元本の保証はありませんが、その国のインフラか何かに投資することで、経済の発展に貢献し、その利益の一部を還元してもらう。そして、株主として、自分の出資が正しく使われるように意見する権利があります。しかしながら、政府が他国の株を買うことが許容されるのか、そもそもその国のインフラをどのように証券化するのかなど、制度的には難しいところですね。このような投資は民間に任せるべきなのでしょうね。
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by kanconsulting | 2005-01-11 01:45 | 経済状況
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