「地価「最終」暴落/立木信」について

「地価「最終」暴落 立木信 光文社 1000円」についてコメントします。

(貼り付け開始:出版社/著者からの内容紹介)
地価は暴落し、土地、家、マンションはゴミと化す!
 あなたはもしや、これからマンションや1戸建てを買おうとはしていないでしょうか? 悪いことは言いません。それだけは絶対にやめた方がいい。不動産会社やマスコミは「土地は今が底値、まさに買い時」などと煽りますが、それは真っ赤なウソ。本当は「いつ買っても、今が買い損」なのです。
 地価はこれから大暴落が始まり、ほぼ5年で半値になります。つまり、あなたが不動産を買った瞬間、あなたは巨大な借金 に埋もれ、人生を棒に振るのです。夢のマイホームは、実はあなたの「未来拘束装置」だからです。  本書は、今後の不動産の動向をわかりやすく分析し、いかに日本の「クズ土地資本主義」が崩壊するかを、初めて詳細に書いたものです。ですから、まずはこの本を読んで、それでも決心がついた奇特な人だけが、マイホームを買ってください。ただし、あなたのマイホームは、クズ土地の上に建っていることを、お忘れなく。
(貼り付け終了)

内容については、まあそういう見解もあるかな、という感じです。

(同意できる点)
・「収益還元法」で考えた場合、すなわち「その土地を資本として考え、そこからどれくらいのキャッシュフローが生まれるかによって、期待利回りから土地の値段が決まる」とするなら、日本の土地はまだまだ安くなるでしょう。そのことに異議はありません。
・今後インフレになるから土地を持ちたい、という考えに対して、小職は「土地は所有しているだけで税金がかかる資産であり、税制度の変更により割を食う可能性も高いこと、インフレになったからといって土地から得られるキャッシュフローも必ずしもその分増加するとも言えず、あまりおすすめできない」と指摘します。
・今後の長期金利の上昇を考えた場合、持てる資金のほぼ全額をマンションの頭金として、残りを長期ローンにするのは、狂気の沙汰としか思えないというのも同意できます。

(どうかな?と思う点)
・「国土の地価の総額は、日本ではGDPの2倍、欧米では1倍。最終的には欧米並みの1倍まで下落する」というのが、本書の基調なのですが、それに対する経済データの裏づけが不足しているのが、残念です。
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by kanconsulting | 2005-04-17 01:26 | 経済状況
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