インフレ率と実質金利

先日のエントリーで、「インフレ+低金利」の可能性を指摘しました。

では、「貨幣価値の安定の指標としての平均インフレ率」と「資金調達コストを示す実質金利」の関係は、どうなっているのでしょうか。

富士通総研・経済研究所の研究レポートによりますと、多少古いデータですが(マルティン・シュルツ、2001)

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図のように、インフレと実質金利には相関があることが分かります。インフレ率が2%なら実質金利は6%、インフレ率が4%なら実質金利は10%といったところでしょうか。インフレと金利上昇では、どちらが原因でどちらが結果だと言う切り分けは難しいのですが、「インフレを抑制するために金利を上げる」「政策として高金利の国ではインフレ率が高い」という両方の理由がありそうです。

これだけを見ますと、「インフレになっても低金利を続けると言うのは、難しいのではないか」とも思えます。
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by kanconsulting | 2005-05-26 00:03 | 経済状況
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