国家予算作成ゲーム「財務大臣になって予算を作ろう!」について

ご存知の方もおいでと思いますが、財務省が「国家予算作成ゲーム(正式名称:財務大臣になって予算を作ろう!)」をインターネット上のウェブゲームとして公開しています。

アドレスはhttp://www.mof.go.jp/zaisei/game.htmlです

小職も、いくつかの方針を立ててトライしてみました。

(方針)
①プライマリバランス達成のために、予算項目の上位7項目(年金、医療、福祉、公共事業、教育、防衛、地方交付税交付金)を、均等にカットする
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 ※それにしても、地方交付金がかなり目立ちますが、そういう思わせる意図があるのではないかと思います。
②カット率は、3割、4割、5割
③カットでプライマリバランスを達成できない場合は、最小限の増税を行う

(運用の結果)
①予算カット率3割では、1割の増税が必要
②予算カット率4割、5割では、増税無しでもプライマリバランス達成

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(予算カット3割+増税1割)

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(予算カット4割)

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(予算カット5割)

予算をカットしても、特に問題は出ないゲームであったので、このように大胆な予算カットをすればプライマリバランスを達成できました。「プライマリバランスを達成できることが目的」という、財務省らしい考え方ともいえるでしょう。

実際は、これまでに述べているように、少子高齢社会を迎えますので、医療・福祉は減らすことが困難です。地方交付金の減額は、地方税の増税につながりますので、国民にとってはトータルでは変わらないと言う見方も出来ます。そして、このような「縮小均衡」が、活力ある社会を生み出すとは、ちょっと思えないというのがホンネです。

国家支出の削減は、そのまま、公務員や行政法人職員、行政関連事業の受注者の収入減少につながります。ケインジアン(ケインズ政策を良しとする方々)は、公務員の給料でさえ乗数効果があるとして、削減に反対するでしょう。いわく、「公共工事は無駄遣いと言われているが、乗数効果という視点で言うと、無駄遣いではなく、景気浮揚に貢献しているのだ」ということらしいです。

小職は、「国の活力を維持しつつ、国家財政の維持可能性の高いシナリオを描ける出口政策が必要である」と主張しています。

次のエントリーで、「では、どのような政策が望ましいのか?」について述べます。
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by kanconsulting | 2005-07-10 01:15 | 経済状況
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