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資産保全の本当の意味

今回のエントリーは、このブログの究極のテーマである「国家破綻に勝つ資産保全」の中核をなす暗黙の智慧です。この内容は、破綻本では決して語られることの無い、簡潔だが奥深い内容だと考えています。もし皆様がこの内容を理解されたら、どんな時代のどんな社会情勢であっても、たくましく生き抜くことが可能であると思います。

今回のエントリーは、これが有用な方には、1万円以上の価値があると思います。10万円かもしれませんし、100万円かもしれません。ですが、小職はこの記事を無料で公開します。「国家破綻に勝つ資産保全」に必要なファイナンシャル・リテラシーを、広く皆様にも知っていただきたいからです。

では、本題です。

皆さんは、「資産とは何か」をご存知ですか?







(考えてください)







「資産とは何か」を正しく知ることは、「ファイナンシャル・リテラシー」の重要な部分です。そして、「ファイナンシャル・リテラシー」は、誤解を恐れずに述べるなら、投資と会計についての知見です。

資産とは、あなたに(継続して)お金をもたらしてくれるモノです。
具体的には、
株式     ・・・配当
債券     ・・・利子
賃貸不動産 ・・・家賃収入
特許     ・・・特許使用料
著作物    ・・・印税
などなど

いずれも、「あなたの代わりに資産が働いて、あなたにキャッシュを提供してくれる」のです。

株式の場合は、配当以外にも、税引利益も本来は株式所有者のものです。ですが、ここではキャッシュフローとして現れるのが配当であるという意味で使っています。

持ち家は、あなたにキャッシュフローをもたらしませんので、資産ではありません。

ウォーレン・バフェットはこう言います。
「あなたにキャッシュをもたらしてくれる機械を、安く買いなさい。」
ここでの「機械」は、紙幣輪転機や貨幣製造機ではありませんが、あたかもそういった機械のようにキャッシュを還元してくれる会社の株式(経営権)を、安くで買いなさいと言っているのです。

資産の本当の意味を理解されたら、次のステップに進むことが出来ます。逆に、このような意味を理解されないのに、株式投資におけるROEなどを議論しても、意味が無いことなのです。







(理解された方は、下をお読みください。理解できない方は、もう一度、はじめに戻ってください。それでも理解しにくい場合は、このブログの昔の記事にも一通り目を通してください。紹介している参考文献も、読んでみてください。)







皆さんは、「資産保全の本当の意味」をご存知ですか?

小職が提唱する「資産保全の本当の意味」とは、増税とインフレが進行するスピードより速く、資産を殖やすことです。海外銀行を使ったりするのは、それはそれで重要ですが、どちらかというとノウハウやテクニックに過ぎません。

実は、「資産保全」にとっての障害は、国家破綻そのものではありません。国家破綻を名目に、国やその他大勢が、あなたから「増税」「インフレ」で資産をむしりとることなのです。そして、増税とインフレそのものの影響を完全に回避することは不可能です。

この2つの大きな敵は、現在の破綻に瀕した日本のみに限らず、資本主義経済のすべての国・すべての時代において、存在します。

この2つの障害のウラには、「3つめの障害」があります。それは、あなた自身の心の持ちようです。

・お金が現実だと思っていませんか?お金は約束事によって成り立つ虚構です。
・持っているお金を失いたくないという恐怖にとらわれていませんか?もともと失うものはありません。
・お金のために働いていませんか?お金を働かせるのです。
・長期的視野で、消費と投資を峻別できていますか?投資をしない人は、「できない」のではなく「しない」のです。

このような心の持ちようを解決しない限り、国家破綻があるかどうかに関係なく、本当の意味での「資産保全」はできません。逆に言いますと、国家破綻があったとして、パニックになる人から、本当に破綻していくのだと思います。

(まとめ)
・「国家破綻に勝つ資産保全」の本当の意味は、増税とインフレが進行するスピードより速く、「本当の資産」を殖やすことです。
・そのためには、まず、会計と投資について学ぶことが必要条件です。(参考となる書籍は、ホームページ別ブログにて紹介しています。)
・一日も早く、正しい投資に踏み出してください。
・あわせて、自分の心の中のお金に対するメンタルな部分を鍛えることが必要です。

簡単ですが、勘の良い方なら、察していただけると思います。

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by kanconsulting | 2005-09-19 02:45 | 資産保全一般
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