NZドルのリスク

ニュージーランドのボラード氏(NZ準備銀行総裁)は、次のように語ったと伝えられます。

・NZドルは過大評価されている。
・それが多くの輸出業者にとって負担となっている。

また、asahi.comトップ > ビジネス > ロイターニュースでは、

(引用開始)

ニュージーランドの格下げリスクが高まっている=S&P 2006年01月27日

格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、ニュージーランドの格付けについて、経済の不均衡によって格下げのリスクが高まっているとの見方を示した。ただ、現在の格付けを直ちに変更する考えがないことも明らかにした。

ソブリン格付けディレクターのブレンダン・フリン氏は「現時点では、ニュージーランドの対外債務と経常赤字の大きさが懸念要因だが、政府の財政状況が非常にしっかりしており、現在の格付けに満足している」と述べた。

(引用終了)

さらに、asahi.comトップ > ビジネス > ロイターニュースで、

(引用開始)

NZドル建て債の警告、NZドル安誘導に効果=カレン財務相 2006年01月20日

ニュージーランドの当局者らは12月に日本の市場関係者と会談し、膨張する経常赤字などニュージーランド経済の不均衡やNZドルの下落見通しなど、NZドル建て債が外国人投資家に対して内包するリスクを説明した。

ニュージーランドのカレン副首相兼財務相は・・・「現実が理解され始めており、NZドルは多少下落した」と述べた。 また「こうした債券を購入するに当たっての為替リスクが、完全には理解されていないという感触があった。一部の投資家は、NZドル高が以前よりずっと長く続いていると理解していなかった」と指摘した。

同相は、NZドルは、いまだ長期的に見た合理的な水準より過大評価されている状態だとした上で、昨年初めに20年以上ぶりの高値となる1NZドル=約0.75米ドルを付けてから、小幅な下落しかみせていない、と述べた。

(引用終了)

何度も指摘していますが、ニュージーランドドル(NZD)は、マイナー通貨です。ところが、日本人はNZDに親近感を覚えているようです。NZDはもともと高金利通貨であることもあり、NZD建ての外貨預金・外貨MMFなどの金融商品が人気のようです。

ニュージーランドは経済基盤があまり大きくありません。昨今のジャパンマネーの流入などで、実体経済以上の通貨高を招いたという危機感が、NZ当局にはあるようです。

小職は、NZDについて、以下のように考えます。
・経済基盤が大きくないことから、長期投資には向かない
・NZのカントリーリスクも考慮して、ウェイトを落とすべき
・NZDポジションを持たないに越したことは無い
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by kanconsulting | 2006-02-01 01:13 | 経済状況
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