投資本の9割はクズ~「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(4)

これまでのエントリーで、以下のように述べました。

(引用開始)

・「あなたもこうすれば株式(外貨)で丸儲け!」系の本は、毒です。今すぐ捨ててください。なぜ毒なのか?それは、あなたから「自分で投資について考える能力を奪う可能性が高い」からです。どの銘柄がお勧めかを知るより、最優先でまず、自分で考える能力=ファイナンシャル・リテラシーを身に付けることです。
「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意

・小職は以前より、「ファイナンシャルリテラシーを磨くためには、世に出ている投資本のほとんどはクズだ」と思っていました。
・『資料について、もし、あなたの身になって選べば、日経の綴じ込み、「月足20年」「四季報」「会社情報」「株価総覧」以外は、不必要どころか有害だから、即刻捨てるようにと言った。』
「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(2)

・残念なことに、本屋には「どうしようもないクズ同然の、投資本、株式本、外貨本」がたくさん積まれています。そして、それを買う人には、それが「どうしようもないクズ同然」であることが分からないのです。
・これまでの、投資に対する先入観を捨て去ること。「儲かる株式投資の本」「儲かる外貨取引の本」といったハウツー本を捨てること。「世の中には、儲かる限定情報・早耳情報がある」という考えを捨て去ること。「一発当ててやろう」という射幸心を捨て去ること。
「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(3)

(引用終了)

結論から言いますと、投資に関する書籍のうち、9割はクズです。しかも悪いことに、ある程度経験を踏まないと「投資本の9割はクズ」ということがわからないのです。

ではなぜ「良書は1割」なのでしょうか?ホンネの本は、どうしても「一般投資家を食い物にする利益構造、そういった構造からの脱出(売買技術を磨く)」に触れますので、業界から敬遠されるということがあるのでしょう。

小職の本棚(メインページ・投資ブログ)にも、クズとは言いませんが、行きがかり上やむなく載せている書籍がありますが、ご容赦ください。そういった本も含めて、たくさん読むことが、結果としてファイナンシャル・リテラシーを磨くことにもなったのです。

(引用開始)

・勉強のためには、本はたくさん読むべきだと思う。それは、たくさん読めば、いい本と悪い本の区別がつくことと、自分にあったやりかたが、とりあえずわかるからである。P118

・「相場の本の9割は悪書」と言われている。悪意の本はもちろん、精神論でも技術論でも、善意の本でさえも悪い本があるのだ。・・・投資家を騙す目的の本があっても当然で、そういう本ほど、「すぐ儲かる、成功する」と甘い誘惑に満ちているものだ。P121

・相場で全財産を失った人が、自分のその経験から、投資家がそういう目に合わないようにと善意で書かれた本でさえも、その人自身の水準が低いのだから、結果的には悪書になってしまうのである。P121

・あの相場必勝法を書いた先生は、自分で相場をやって大失敗、スッテンテンになったので仕方なく本を書いた、というようなこと。こういう本で勉強して売買したらスッテンテンになるのに、それを言えないのである。P120

(引用終了 「株式成功の基礎 10億円儲けた人たち/林輝太郎」

では逆に、具体的に「どの本が悪書だ」と指摘できるでしょうか?残念ながら、これはできないのです。できない理由も、書けません。以下に、先ほどの本から再度引用しますので、ご推察ください。

(引用開始)

・・・その悪事は死んでも口に出せないもので、事実、●●は警察の取調べを受けている途中で自殺をした(他殺の可能性が高いとも言われる)。・・・もちろん、後ろ暗いことをしたからだが、その後ろ暗いことも、同じように新聞には一行も書かれていない。では、新聞記者は知らないのかというと、もちろん十分に知っているし、私だってある程度は知っているのだから、少しでも金融業界に関係のある人はみんな知っているのだが、書けないのである。書いたりしゃべったりすると、●●のように殺されるからである。

(引用終了 「株式成功の基礎 10億円儲けた人たち/林輝太郎」

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ファイナンシャル・リテラシーの教科書については、以下のリンクをご覧ください
「国家財政破綻研究ページ」
「国家破産・財政破綻に勝つ資産運用」
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by kanconsulting | 2006-02-17 00:46 | 資産保全一般
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