みずほ銀行が顧客情報を暴力団へ横流し モラルハザードの恐怖

皆様ご存知と思いますが、みずほ銀行の行員が、顧客情報を暴力団系団体に横流しした、情報漏えいが起こりました。

本人は、情報を渡した相手が暴力団関係者とは知らずに、共同で事業をやるという話に乗せられて早期退職を準備していたと言います。相手が暴力団ではなくても、自行の顧客情報をネタに自分の商売を始めるというのは、モラールが崩壊しつつあると言ってもいいでしょう。

しかも、その前に別件で逮捕された暴力団系の容疑者の家宅捜索をしたから、顧客リストの流出が発覚したのです。それがなければ、この事件はだれも知らないままだったかも知れないのです。

今のところは、捜査力がカバーできる範囲なのでしょう。でも、モラールが低下して、このような事件が多発すれば、捜査力が追いつかない状態になることは明らかです。そのことは、さらなる公金の使い込み、横領、情報漏えい、贈収賄を呼ぶことになります。その犠牲になるのは、私たち一般市民なのです。

この問題は、「モラールの低い一部の銀行を避ける」というような問題ではありません。くれぐれもご注意ください。

(引用開始)

暴力団系企業に顧客情報/みずほ銀行員を逮捕 2006/02/08 14:02

指定暴力団住吉会系の関連会社に、管理していた顧客情報を譲り渡したとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は8日、業務上横領容疑でさいたま市緑区三室、みずほ銀行業務監査部調査役高橋芳一容疑者(51)を逮捕した。
同隊などによると、高橋容疑者が持ち出した情報は個人630人分と法人638社分に上り、名前や住所、口座番号などの情報が含まれていたという。
調べでは、高橋容疑者は同銀行新宿西口支店お客さまサービス2課長だった昨年2月から3月ごろ、同支店のコンピューター端末を使って顧客情報を印字出力し、東京都新宿区の暴力団関連会社に渡した疑い。
この会社の役員門松学被告(39)らは、偽造クレジットカードで家電製品をだまし取ったとして、盗品等有償譲り受け容疑などで逮捕、起訴されて公判中。

(引用終了:四国新聞社

(引用開始)

みずほFG社長が顧客情報漏洩で陳謝、再発防止へ対策チーム

全国銀行協会の前田晃伸会長(みずほフィナンシャルグループ社長)は二十一日の定例記者会見で、みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下のみずほ銀行の管理職行員が暴力団系企業に顧客情報を横流ししたとして逮捕された問題について「誠に遺憾なことで、お客さま、関係者に心からおわび申し上げる」と陳謝するとともに、再発防止を徹底する考えを明らかにした。
再発防災策は、緊急対策として「情報漏洩(ろうえい)対策プロジェクトチーム」を設置し、個人顧客の情報を印刷できないようにするとともに、顧客の情報閲覧を支店長と副支店長にしかできないようにする措置をとった。また、同会長は新たなルールづくりや人事管理の徹底など従業員教育を含めて再発防止に取り組む考えを示した。
経営責任については、「もう少し事態が明らかになった段階で経営責任を含めて適切な対応をとりたい。再発防止を講じた後で考える」と明言を避けた。みずほFGにとって今回の問題は、みずほ銀行行員の十三億円横領事件、みずほ証券の誤発注問題に続く不祥事となった。

(引用終了:FujiSankei Business i. 2006/2/22

(引用開始)

新春早々、元行員による約13億円の横領事件で頭を下げたばかりのみずほ銀行の首脳たちが、またまた陳謝するハメになった。
新宿西口支店でサービス2課長だった高橋芳一(51)が、知り合いの広域暴力団のフロント企業に顧客情報1251件を横流ししていた事件が発覚したからだ。同行がこの事実を知ったのは昨年12月15日、警察からの一本の電話だった。
「そちらの新宿西口支店に高橋という行員が在籍しているか」
「はい、おりますが」
「実は偽造カードの詐欺事件を捜査しているのだが、容疑者の家宅捜索をしたところ、金庫の中から西口支店の顧客リストが出てきた。高橋さんが関係していると思われるので本人の身柄を移していただきたい。ただし、行内調査や本人へのヒアリングは行わないように」
みずほは1月12日、中規模の行内異動に紛れ込ませて高橋を本店の業務監査部に異動した。高橋を本店の管理下に置くためだが、周囲は「本店への栄転おめでとう」などと祝福するものだから、本人はキツネにつままれたような心持ちだったはずだ。
そしていきなりの逮捕と懲戒免職。本人は情報を渡した相手が暴力団関係者とは知らずに、共同で事業をやるという話に乗せられて早期退職を準備していたという。
まったく、いい加減な行員がいたものだ。みずほFGの前田晃伸社長は、この1月、全銀協会長として「コンプライアンスの重視」を強調していたが、事件発覚の3日前、テレビ朝日系「サンデープロジェクト」に出演して「銀行の体力も回復した。着実な経営を目指す」と胸を張っていた。
当然、事件のことも、高橋逮捕も、すべてを知っていたはずだが……。

(引用終了:ゲンダイネット
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by kanconsulting | 2006-02-27 00:34
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