ポイント・オブ・ノーリターン 国の借金(政府債務残高)は?

ポイント・オブ・ノーリターンとは、物理学などの概念では、「そのポイント・状態を超えてしまうと、もはや引き返しが不可能となる」ことを指します。以前の記事では、クリティカルポイントと表現しましたが、ほぼ同じことです。

ニュースによると、2005年12月末時点で
国の借金 813兆 半年で14兆円増えています
地方自治体の債務合計 約200兆円
合計(重複分を除く) 3月末に1000兆円を超える

もう少し詳しいデータは、「平成18年3月24日財務省発表 国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(平成17年12月末現在)」をご覧ください。

(引用開始)
「国の借金」初の800兆円超、国民1人当たり636万円・昨年12月末

財務省は24日、国債、借入金などを合計した「国の借金」が2005年12月末時点で813兆1830億円になったと発表した。昨年9月末に比べ1.8%増え、初めて800兆円を超えた。国民1人当たりの借金は約636万円となる。国と地方を合わせた借金は重複分を除いて3月末に1000兆円を超える見通しだ。
政府債務残高の8割を占める国債のうち、普通国債は9月末より約8兆円増の525兆円と、過去最高となった。日銀が量的金融緩和政策を緩和し、金融政策が正常化したことで、政府には今後の長期金利上昇を懸念する声がある。国債の利払い費が増えることも予想されるため、歳出削減などによる「小さな政府」への取り組みが一層、求められる。
政府の一時的な資金繰りに充てる政府短期証券は、余裕金を使い外国為替資金証券の償還などをしたため1兆円弱減り、約90兆円だった。地方自治体の債務合計は約200兆円。

(引用終了:日経ネット2006/3/24

関連した以前の記事もご覧ください。
「臨界点(クリティカルポイント)近し 国家・地方の長期債務1000兆円に」
昨年9月時点での、国の借金は799兆201億円、地方の長期債務は約204兆円。重複があるので、合計しても1000兆円は超えていませんでした。

以前からわかっていたことですので、いまさら、騒ぎ立てる必要はありません。もはや、既定事項であり、想定の範囲内なのです。

そして、小職は、「このようにすれば、国家破綻を生き残れるよ!」などという安易な発言はしません(できません)。「うまくすれば、自分ひとりだけ逃げおおせる」という考え自体が、もはや成り立たない状況になってきているのです。
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by kanconsulting | 2006-04-02 22:10 | 経済状況
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