投資の基本と、BRICSへの姿勢 キャリートレードの解消・投売りが一巡するまで調整は続く

今回のエントリーは、「貞子ちゃんの連れ連れ日記」から引用して、投資の基本と、BRICSへの姿勢について述べたいと思います。

「現在進行形の世界同時株安について」より

(引用開始)

私のブログでも幾度も記してきたように 『個人投資家の方々が 信用を立てて株式を購入することがどれだけ危険であるか』は 今回の株式市場の後退局面でも 再び充分ご理解いただけたと思います。
投資は当面使い道のないお金で 長期にゆっくりじっくり回数を分けて 買い進めてください。
投資に充分習熟された個人投資家の方は 今回のリセッションを機会に 新しく押し目買い(少しずつの買い足し)をする良い機会かとも思います。

・・・日本株は 一部の優良なグローバル企業以外は 長期投資には向いていません。選別すれば見つかるかもしれませんが そんな時間があれば 本業に精を出すとか 節約するとか そのほうが良いと私も実感しています。

・・・今回良く理解できたことは 買うときも何回も分けて買う 売るときも難解も分けて売るのが 一番よいのでしょうね。

(引用終了)

この引用には重要な点があります。

・日本株は基本的には長期投資には向いていない
・素人の(=無定見な)、株式の信用買いは危険
・投資は余裕資金で
・分割買い、分割売りが重要

特に、「買うときも何回も分けて買う、売るときも何回も分けて売る」のは、分割売買といって、プロ的な手法です。

ファンダメンタル投資であっても、分割売買を取り入れることで、ギャンブル精神の抑制、心理的な負担の軽減と、それによるパフォーマンス向上が期待できます。

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同じく、「世界分散投資とBricsと日本国債Part1」より

(引用開始)

ところで 『私財の大半をBricsへ』 などと考えている人が居たとしたら 大変おかしな話です。・・・向こう10年くらいかけて 資産の10%~20%くらいを目標にして ちょっとずつBrics(ブラジルのB ロシアのR 中国のC インドのIの頭文字を取ってBricsと呼びます。)へ投資してゆくのは懸命であると思います。

Bricsが成長すると 必ず 一次産品の急騰と深刻な環境問題とが台頭します。中長期的にBricsが成長軌道に乗れば 今の一次産品の資源インフレではすまなくなるでしょう。

・・・Bricsが伸びると思う人は 遅かれ早かれ コモディティー(一次産品などの資源)が高騰するトレンドを阻止することは不可能であり さらには Bricsは 遅かれ早かれ 日本から優れた環境機器・省エネルギー機器製品の輸入をせざるを得ない状況に来ると思います。

・・・ただし Bricsが さまざまな地球規模の環境要因(政治的・軍事的な要因も含める)が妨げとなって 30年後においても 想像以上に成長できていなければ 今のアメリカの一人勝ちは当面続くわけです。 Bricsへ投資する人は ヘッジ(リスク管理)という意味で アメリカ・ヨーロッパへも当然投資したほうがよいのです。

・・・結局のところ 懸命な個人の投資とは 世界の国々の国力と比例して さらには その将来性をも織り込みながらの 長期分散投資なのですよね。

(引用終了)

BRICSは、あくまでもエマージングであり、それ相応のリスクを背負った投資になります。年に一度や二度の調整(急落のこと)は当たり前ですので、「自分の買い場面が来るまで待つ、押し目買い」が重要な手法となります。難しそうですが、ファンダメンタルで割安と思ったETFを、さらに安くなるまで待って買うだけですので、それほど難しくありません。

今回の調整は、キャリートレードの解消などによる投売りが一巡するまでは、続くものと思います。
株式のプロは、次のように言います。『結局誰かが投げないと、相場は上がらないんだよ。』


エマージングは、中~長期的には、
・ファンダメンタルズが良い
・成長率が先進国よりも高い
・PERが低い
であることより、長期保有が報われることになります。

今は、これから少しずつ国際分散投資をはじめる好機だと思います。

関連した過去のエントリーもご覧ください。
「エマージング株式状況 良いものをバーゲン価格で」
「長期国際分散投資とETF ~ なぜ外国株式ETFなのか?」
「経済状況の発展段階説」

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海外銀行を使うテクニックは「国家破綻に勝つ資産保全 オフショア編」
海外ヘッジファンドへの投資は「国家破綻に勝つ資産保全 ヘッジファンド編」
海外証券会社を使った投資は「国家破綻に勝つ資産保全 ETF編」
外国為替取引(FX)を使った投資は「国家破綻に勝つ資産保全 FX編」
を参照ください。
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by kanconsulting | 2006-06-13 01:25 | 資産保全一般
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