国家債務残高(国の借金)は2005年度末で827兆円

皆様ご存知と思いますが、国債や借入金などを合計した「国の借金」が、2005年度末時点で827兆4805億円だったとのことです。

ポイントは

・04年度末に比べ約46兆円増えて過去最高を更新
・普通国債の残高は約526兆円と過去最高、04年度末から約28兆円増加
・地方の長期債務は05年度末で約204兆円(推計)
・国と地方を合わせた長期の借金は約1000兆円

内訳は、
・普通国債、財投債などを合わせた国債残高は、670兆5794億円
・政府短期証券は、97兆6274億円
・一般会計や特別会計の借入金は、59兆2737億円
・特殊法人などに対する政府保証債務の残高は、53兆6051億円

そして、
・景気回復で税収が当初予算より5兆円以上増える見込み
・06年度は新規の国債発行を5年ぶりに30兆円以下に抑えた
・ただし、国債残高の増加は続く見通し

※ 財投債=財政融資資金特別会計国債 (ここに『特別会計』という言葉が入っていることに注意してください。)

これまでも指摘しているように、

・新規発行国債が抑制傾向というのは、借換債を無視した表現
・国債を償還するための借換債発行は、増えている
・国と地方を合わせた長期の借金は約1000兆円であり、減る見通しはない

です。

(引用開始)

「国の借金」、過去最高の827兆円・05年度末

財務省は23日、国債や借入金などを合計した「国の借金」が2005年度末時点で827兆4805億円だったと発表した。04年度末に比べ約46兆円、約6%増えて過去最高を更新した。国民1人当たりの借金は約648万円となり、前年度末から約36万円増えた。
国の借金の約6割を占める普通国債の残高は約526兆円と過去最高。04年度末から約28兆円増えたが、景気回復で税収が増えたことや、償還期限を迎える国債が多かったことなどから3年ぶりに増加額が30兆円を下回った。
地方の長期債務は05年度末の推計で約204兆円あるため、国と地方を合わせた長期の借金は約1000兆円となった。
06年度は新規の国債発行を5年ぶりに30兆円以下に抑えたものの、残高の増加は続く見通し。政府は財政再建に向け、まず11年度に「基礎的財政収支」の黒字化を目指しているが、基礎的収支の黒字化だけでは残高の減少は難しい。

(NIKKEI・NET 2006/06/23 20:40)

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赤ちゃんも借金648万円、国の借金827兆円に

財務省は23日、国債や借入金などを合わせた国の借金(債務)の残高が、2005年度末(06年3月末)で827兆4805億円に達したと発表した。
税収不足を補う国債の大量発行が続いたことなどから、04年度末に比べ、5・9%増(45兆9288億円増)となり、過去最高を更新した。赤ちゃんまで含めた国民1人当たりの借金は1年前より約36万円増えて約648万円に膨らんだ計算だ。
景気回復に伴って、05年度の税収は当初予算額より約5兆円多い49兆円台になる見通しだが、借金はその約17年分相当で、国の財政悪化の深刻さを示している。
内訳をみると、一般会計の歳入不足を補う普通国債や、特殊法人向け資金などを調達する財政融資資金特別会計国債(財投債)などを合わせた国債残高は、前年度末比7・1%増の670兆5794億円で、全体の8割を占めた。
一時的な資金不足を補う政府短期証券は同1・6%増の97兆6274億円。一般会計や特別会計の借入金は、同0・3%増の59兆2737億円だった。
同時に発表した特殊法人などに対する政府保証債務の残高は、同7・8%減の53兆6051億円だった。

(2006年6月23日22時30分 読売新聞)

(引用終了)
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by kanconsulting | 2006-06-23 23:00 | 経済状況
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