日本の財政状況の本質は?

日本の財政状況は悪いと言われています。

(参考)「日本国破産・国家財政破綻宣告」(メインページ)の内容を更新しておりますので、ご一読ください。

では、その本質は何でしょうか。『国と地方を合わせた長期の借金が、重複分を除いても約1000兆円に膨らんでいる』ことでしょうか?

では、もし仮に、今の瞬間に、『長期公的債務が消滅した』と考えると、どうでしょうか?その場合、日本は今後の大きな成長が期待できる、投資に値する国になるのでしょうか?

考えてみてください。

・・・

考えましたか?

正解は、『国家債務が無くても、今後の成長は期待しにくく、やはり借金に頼らなければならない性質の国』なのではないでしょうか。

これは、『ストックとフロー』の話です。

・ストック 国と地方を合わせた長期の借金が約1000兆円
・フロー 国力以上の支出を続けており、根本的に赤字体質。しかも、担税力の低下により今後の税収増は期待できない

ストックが消滅しても、フローを改善しなければ、同じことの繰り返しになります。浪費家は、改心しない限り浪費家なのです。

小職は以前から、

・徹底した歳出削減、特別会計の見直しが必要
・あわせて、国・地方・特殊法人の連結決算、複式簿記による正確な開示が必要
・規制緩和によるGDPアップ・経済活性化、雇用の創出が必要

と主張しています。

もしこれらの政策が中途半端であったり、思うような効果をもたらさない場合には、国民は、実力行使で「NO!」を意思表示することが必要なのでしょう。

しかしながら、これらの政策にも、デメリット(リスク)はあります。

・規制に守られた業界の失業者の増加
・財源の削減による、セーフティーネットの弱体化
・低所得者の増加、二極化のさらなる進行
・歳出削減によるデフレ効果
・悲観的見通しによる、株式などの評価額の減少
・外資による金融占領の増加

皆様はどうお考えでしょうか?

・デメリットはあるかもしれないが、破綻を回避するためなら、ある程度は仕方ない
・デメリットが大きすぎるため、時間稼ぎをして、判断を先延ばしに

ですが、「時間稼ぎをして、判断を先延ばしに」してきた結果が、今の日本の現実なのです。その結果から、目をそむけてはならないのだと考えます。
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by kanconsulting | 2006-09-07 08:59 | 経済状況
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