世界恐慌 株安と円高で損失を出された読者様へのメッセージ 最悪のリスクシナリオへの6つのステージ

損失を出された読者の皆様へ

このたびの株式暴落と総円高については、相当の損失を出された方も多いと思います。ですが、ここで精神的に参っている時間的余裕はありません。

過去は過去として反省して、次につなげれば良い話です。将来を見通せる賢人はいないのです、ましてや一般人の予想が当たるはずもありません。予想だにしない事態が次々と出現する、だから「恐慌」なのです。

間違っても、自殺されようなどと思ってはなりません。命あってのモノダネです。生きていれば、何らかの方法でキャッシュフローも確保できますし、おそらく次の投資機会もあるでしょう。

力強く生きる、そのことだけを、今は考えられることをお勧めします。

取り急ぎ

kanconsulting

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これまで、何度も、「信用不安がおきると、結果的に円高になる」ことを述べてきました。しかし、ユーロバブルの崩壊については、私はそこまでは読みきれませんでした。現在は、恐怖が先行する「逆バブル」なのかと思います。準基軸通貨として期待されていた欧州統一通貨ユーロは、過去何年かこれといった逆境(急落)を経験しておらず、「ユーロは大丈夫だ」と、ドルをヘッジするという期待分のプレミアムが、予想以上に大きかったことに加えて、ユーロを自国通貨として所有している現地投資家の資産逃避もあるのだということです。

「○○は大丈夫だ」という見えない思い込みは、崩れると速いものです。

金持ちは、こういった「恐怖」の発生する前に逃げ、皆が逃げ終わる直前に買いを入れて行きます。天才的トレーダーなら、空売りをしかけて売り崩しに加担するでしょう。ましてや、現在のような信用不安の中では、商いが薄く、一方的な値動きになりやすいものです。

さて

信用不安の発生と対処について、これまでに私は次のように予想していました。これまで何度も書いていることですので、個々の内容に特に目新しさはありませんが(少なくともこのブログの読者様にとっては)、こうやってまとめたものを一般の読者様にお見せするのは初めてかもしれません。

(現象) →(公的な対策) ⇒(事前の、一般国民の可能な対策)

(1)デリバティブ破綻による信用危機・流動性不安 【2007/8 サブプライムショック】
 → 中央銀行による流動性供給
 ⇒ 高リスク・高レバレッジ投資の決済、安定資産(国債)との金利差だけで買われていた債券や高分配だけを売りにした金融証券の処分、金利差に着目したキャリートレードの決済、流動性不安に弱い業種の株式処分、銀行株の処分、キャッシュポジションを高める、ステージ2への準備

(2)不良債権による銀行などの自己資本毀損 【2008/3~ ベア・リーマン・AIGなどの破綻】
 → 公的資金注入
 ⇒ 流動性の高い資産(各国外貨MMFなど)に分散避難、キャッシュポジションを高める、キャッシュフローを生まなくなりそうな不動産投資からの撤退、傷が浅いなら金融株の買い戻し、ステージ3への準備

(3)逆資産効果と銀行の貸し渋り・貸しはがしによる実体経済悪化 【2008/夏~ 進行中】
 → 国などによる不良債権の強制買取、国による特定企業の救済
 ⇒ スキルアップ・リストラされないための工夫、副業などによるキャッシュフロールートの確保、不況不景気でも自力でキャッシュを確保できる会社の株式投資、中央銀行から放出された貴金属を押し目買い、以下のリスクシナリオ4~5への準備

(4)リスクシナリオ:キャッシュ以外は何も信じられないという恐慌に突入 【2008/10~? 兆し有り?】
 → 国とIMFによる際限の無い資金投入、IMF管理下に入る国も、(場合によっては)株式市場の封鎖
 ⇒ 各国キャッシュと貴金属現物で金融疎開、リスクシナリオ5への準備

(5)悪いリスクシナリオ:恐慌後、通貨そのものが信認を失うスタグフレーション 【?】
 → 金利急上昇と為替レートによる強制調整、国の徴税権の発動、預金封鎖、新通貨切り替え、貴金属徴発
 ⇒ 自給自足農業と地域での助け合い、地域通貨による物々交換、田舎への疎開、食料・燃料・医薬品の確保

(6)最悪のリスクシナリオ:戦争による大規模景気対策と資産の収奪 【?】
 → 国家非常事態宣言・戒厳令、国の徴兵権の発動、国民資産の強制徴用
 ⇒ 残念ながら打つ手はありません、(国外脱出)
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by kanconsulting | 2008-10-25 12:04 | 資産保全一般
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