世界のREITの時価総額は7割減 REITはゴミ捨て場

このブログでは、REITについては否定的な見方をしてきました。(*1(3年以上前から警告してきたことにご留意ください))

その理由は、

・「国債よりも利回りが良い」などというセールストークが、おかしい(債券とREITはまったく異なる)
・日本は人口減少国で、土地の高度利用による意味合いが薄く、不動産投資のリスクが高い(安定ではない)
・そもそも、日本のREITは、系列の不動産会社やデベロッパーのゴミ捨て場的な性格があることを否定できない

などでした。

日本のREITについては、本当に名目上の資産価値があるのかきちんと査定できているのかという指摘や、どうしようもないゴミ物件を系列のREITに押し付けたり、良い物件はそのままREITに行くのではなく、上流でツバを付けられた上で、いろいろ転がされてREITに押し付けられているという指摘もありました。小口の投資家をバカにしていると言わざるを得ないでしょう。

(そもそも、日本における株式投資信託は、ゴミ捨て場的な性格を帯びていることを、これまでも言及してきたと思います)

ですが、査定のしっかりしている欧米のREITについては、将来の成長性があるという前提で、底練りで買われるのも悪くないかも知れません。

---

*1

では、どのファンドがいいのか(2) ポートフォリオ
(2005.2.27)

ここで注意しなければならないのは、
・何でもいいから分散すればいいと言うものではない
・特に、今ブームが来ている物への投資は、注意が必要
・たとえば、REIT(リート)、中国株、商品先物(ゴールド、原油)、ユーロ、グローバルソブリン

では、どのファンドがいいのか(3) 不動産投資信託

このように、「右肩上がり」で「儲かりそう」な商品は、基本的には「賞味期限」があることを忘れてはなりません。それは
・初期からの投資家が、利食いをする水準・時期に来ていること
・そのような投資家が利食いをすることで、バーストが形成されること
を指摘します。

「今後、インフレになるから、REITは有望なのではないですか?」
と指摘する方もおられると思います。しかし、必ずしもそうとは言えません。

---

(引用開始)

世界のREIT、時価総額7割減 07年5月のピーク時比

世界の不動産投資信託(REIT)市場が急速に縮小している。日米欧など主要国のREITの時価総額は合計で約30兆円と、昨年5月末のピークから7割近く減った。急速な円高もあり、金融危機が深刻化した10月だけで25兆円分が消失した計算。不動産市場への投資マネーの流入減が不動産価格の下落に拍車をかける恐れもある。
REITは株式に相当する投資口を各国の証券取引所に上場しており、投資家は市場で売買できる。大和総研によると日米英など世界主要8カ国のREITの時価総額は昨年5月末には94兆円まで膨らんだが、米住宅ローン問題の深刻化で大幅に縮小。「信用収縮で現金を手元に確保したい投資家の換金売りが多い」(みずほ証券)(03日 07:00)

日本経済新聞

(引用終了)
[PR]
by kanconsulting | 2008-11-04 21:49 | 資産保全一般
<< マックス・ウェーバーとバラク・... バラマキ・ヘリマネはどのような... >>