紙幣の中身

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【今週の予定】
私は、日曜~火曜日は不在です。
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今日は「日本銀行の紙幣の価値」について考えます。

メインページのデータをもとに、少し乱暴ですが、
「紙幣の価値は、対応する日本銀行の資産で裏付けられている」
と考えますと、あなたがお持ちの1万円の内訳は、04年1月の時点で

国債     6770円
買入手形  1860円
買現先勘定 750円  為替介入の米国債を含む
外国為替  320円  外貨ですね
金銭信託  140円  民間銀行保有株の購入など
金地金    30円

などになります。(「その他」、現金などは省略していますので合計1万円にはなりません)
あなたがお持ちの1万円のうち、国債が2/3になっているのです。アメリカ国債も間接的に持っていることになります。その他も信用によって成り立つもので、実物資産といえるのは金地金30円分(0.02グラム相当)だけです。

長期金利が上昇して、国債の価値が下がっても、それと同じタイミングで同じ程度だけ紙幣の価値が下がることはありません。たとえば、長期金利1%上昇で、仮に国債の時価評価額が10%減っても、1万円の価値が急に、10000-6770*0.1=9330円分になったりはしません。そのギャップは、信用で補われます。信用とは、国の財力、国民の資産などです。発券銀行券の総額は70兆円ほどで、国民金融資産の1400兆円と比べるとわずか5%です。ですので、紙幣の信用を保持するのに何も問題がないように見えますが、それは実は間違いです。

信用乗数というものがあります。出回っている紙幣(正確には、マネタリベース=現金+中央銀行当座預金)が、預金・貸し出し(つまり、信用)を通じて何倍もの流動性(マネーサプライ)を生み出すというものです。これは、信用が損なわれると、それも乗数的に作用するということも意味します。現在の信用乗数は、以前と比べると低下していますが、6~7程度であったと思います。

日本円の信認は、日本国債の信認と表裏一体です。日本国が「公的長期債務についての考え方」をしっかり主権者であり、かつ最終負担者である国民に説明して、信認を得る必要があるのですが、どうも本気で説明する気はなさそうです。

なぜか?「国公債は、将来の税金と同じようなものであり、結局は国民に払ってもらうしかない。それがイヤなら、インフレで洗い流すしかない。」と言おうものなら、どんな政権も首が飛ぶからです。政権が国民に国の財政状況について説明するのは、憲法に定められた事項です。もっと説明責任を果たしていただきたいと思います。
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by kanconsulting | 2004-07-31 12:44 | 経済状況
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