ドル札の正体

幽霊の 正体見たり 枯尾花

今回のテーマは、直接「国家破綻」とは関連しません。制度の違いの話です。

ドル紙幣の正体は、連邦中央銀行という「非公的機関」が、受け入れたアメリカ国債と引き換えに発行する、「連邦準備紙幣」です。ポイントは、
・金地金などの実物資産がほとんどなく、国債の信用において通貨を発行している。
・受け入れたアメリカ国債の利子は、すべて連邦銀行に吸収される。アメリカ国民の税金が、連銀を通じてその株主に還流していることになる。
・連邦銀行の株主はすべて民間であり、政府は全く連邦銀行の株式を所有していない。NY連銀の上位株主は「ファーストナショナルバンク」「ナショナルシティバンク」「ナショナルバンクオブコマース」である。(「民間が所有する中央銀行」から)
・ただし、FRBの資産は、アメリカのGDP比7%と、日本銀行に比べるとはるかに少ないです。

ちなみに、日本銀行も株式会社です。JASDAQに上場しています。
(http://www.nomura.co.jp/terms/na-gyo/nippon_bk.html)
メインページも書いていますとおり、日銀の資産の2/3は日本国債ですので、国債の直接引き受けは財政法で禁じられているとはいえ、構造的に連銀に似ていなくもないです。国の支出する巨額の利払いは、一度日銀に支払われますが、国庫納付率が高いので、株主にはほとんど還流しません。また、日本銀行の株主については、よく分かりません。
立法によって、日銀の配当性向が高くなれば、国民の税金が株主に流出することとなるのでしょう。
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by kanconsulting | 2004-08-12 01:28 | 海外銀行
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