カテゴリ:キャピタルフライト( 8 )

脱税防止へ55カ国と連携・政府が新たな枠組み

先日コメント欄でご紹介のありましたように、NIKKEI NETによりますと、

(引用開始)

脱税防止へ55カ国と連携・政府が新たな枠組み

政府は2006年度中に欧米アジアを中心とした55カ国と脱税を防止する新しい枠組みをつくる。海外税務当局の要請で国税庁が日本の法人や個人を強制調査(査察)できるようにして、海外送金を通した不正な所得の蓄積を各国と連携して摘発する。国境を超えた金融取引が活発になってきたことで脱税を取り締まる国際的な協力体制が必要と判断した。

政府は年末の与党税制調査会に示し、06年度税制改正大綱に盛る。来年の通常国会に租税条約に関する特例法改正案を提出したい考えだ。

(引用終了)

この記事は、従来のOECD税制の連携強化の流れなのでしょうね。そして相互主義の原則から、
「海外税務当局の要請で日本の国税庁が在日の法人や個人を強制調査できるようにする」
「日本税務当局の要請で海外の課税庁が日本の法人や個人を強制調査できるようにする」
の2本立てなのだと思います。

「租税条約に関する特例法改正案」について、注目したいと思います。
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by kanconsulting | 2005-11-23 02:14 | キャピタルフライト

香港の銀行

日本国財政破綻セーフティーネットの記事253.のコメントにて、次のような記述がありました。(わんだぁ様の情報提供によります)

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友人が、お盆休みに香港の銀行へ口座を作りに行ったのですが、1日目100人以上日本人が来ていて、時間切れ、2日目に朝一番で銀行へ行って口座開設してきたと言っていました。
私も年末までに、香港でも旅行してきます。

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香港の銀行は、多分HSBCでしょう。香港の銀行に口座を開設したい日本人がかくも多いのだということに驚きました。(HSBCは破綻本でも人気のようです。CITIは、日本国内からでもオープン可能なため、あえて並ぶ必要がない)

海外の銀行に口座を持つことは、経済・投資・英語などいろいろ勉強になりますし、小職も好ましく思っています。

ですが、多くの日本人が連鎖的に押し寄せると、銀行側が対応に苦慮するケースが見られます。政治的な介入があったのかどうか、日本人口座を閉鎖するケースもありました。エフ・シャープ、スイスネットバンク、スイスポストなどです。

小職は、海外の銀行に口座開設をするにあたっては、次のことを確認しておくことが必要と考えています。
・何のために海外銀行を使うのか?(寝かせておく?定期預金?カード決済?投資?)
・資金が必要になった場合は、日本にはどうやって資金を戻すのか?
・税法上、申告が必要になった場合はどのように申告するのか?
・名義人が死亡した場合はどうするのか?
・万が一、口座が閉鎖されたらどうするのか?

(参考)
HSBC香港
口座開設に必要な書類(頻繁に変更されるので注意が必要です)
・パスポート
・銀行の紹介状/英文で住所が書かれたバンクステートメント(残高証明)
・(紹介者 最近は不要のようです)
・日本国内からでは、口座開設が不可能です。香港に行く必要があります。

シティバンク香港
・日本国内からでも口座開設が可能です

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by kanconsulting | 2005-10-18 01:36 | キャピタルフライト

悪徳業者にご注意ください~オフショア投資の注意点

国家財政状況がクローズアップされ、円ドルレートが円安に、また商品相場(ゴールド、原油)が高くなってきています。

小職は、「国家破綻回避・オフショア投資に便乗した詐欺などの犯罪が増加する」と予測しています。自分の財産や生活を守ろうとしたのに、実体の無いブローカーなどに財産を取り込まれたのでは目も当てられません。

まず、以下の点にはご注意ください。
・不安を煽るような番組や記事は、疑ってかかってください。
・まずは、正確な情報を集めることが先決と存じます。
・その上で、対策を立案することが必要です。
・くれぐれも、投資は自己責任で。
・信頼できる業者を見分けましょう。

「平成電電」破綻を見るまでも無く、真っ当に見えてもやっぱり破綻するということはあるのです。そもそも「匿名投資組合」への投資は、洗練された投資家のみに許された性質の投資なのだということを忘れてはいけません。つまり、虎の子を全力で投入したり、老後の年金を投入するのには「全く不向きな」性格の投資なのです。

以前にも書きましたが、再度の注意喚起として転載します。

まず、見るからに危ない例として、
・絶対儲かる、絶対安全、などをうたう投資:投資に絶対はありません。
・プライベートバンクと称する銀行:本当のプライベートバンクは自分から広告を出しません。
・聞いたことの無い投資信託会社:名のあるカストディアン(信託銀行)を使っているのですか?
・お任せください、海外に秘密口座を持てます:それは実在するのですか?

次に、ご注意いただきたい例として、
・インフレ対策に先物取引をしましょう:10倍以上のレバレッジに期限付き、資産保全にしてはリスクが高すぎます。
・外国債券はどうですか:投資先の格付け、実質利回り、為替手数料は大丈夫ですか?
・オフショア銀行へ預金すると無税ですよ:それは脱税です。きちんと申告してください。

また、仲介業者が信頼できるかどうかは、最低限次の点をクリアしているかどうかを見てください。
・正規の銀行や信託銀行に送金するのではなく、業者事務所・個人が送金先になっている場合は、要注意です。
・高額な手数料を請求するところは、質が悪い可能性があります。年会費を取るところも同じです。良心的な業者は、手数料体系が透明です。
・業者が正規の免許を取得しているか確認しましょう。個人の資格としてはファイナンシャルプランナー(AFP、CFP)、事務所の免許としては投資顧問業などがあります。
・業者の代表者の職歴を確認しましょう。
・投資契約は、仲介業者を相手に結ぶことになっていませんか?その場合は、業者が倒産(夜逃げ)すれば、全額を失うことにもなります。

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ファイナンシャル・リテラシーの教科書については、以下のリンクをご覧ください
「国家財政破綻研究ページ」
「国家破産・財政破綻に勝つ資産運用」
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by kanconsulting | 2005-10-11 01:27 | キャピタルフライト

円資産のリスク回避を検討してください

皆様ご存知のように、衆議院選で自民党が安定多数を獲得しました。これは、通常の法律であれば、衆議院のみで法案を成立させることが出来ることを意味します。

つまり、国家財政問題の解決についても、その他の法案についても、与党の考え次第でどうにでもなる、ということです。小職は、国家性悪説をとっています。誰かが厳しく監視しない限り、国家システムは自己目的化して肥大すると考えています。そして、国家システムの維持のために、異常ともいえる手段をとる可能性すらあります。

特に、海外送金規制は、反テロ・反マネロンという大義名分がありますので、やりやすいですね。これで、海外への送金に合理的理由がない一般市民のキャピタルフライトを実質上防止することが出来ます。

外国市場は、「改革が進む=規制緩和が進んで投資がやりやすくなるとともに、郵貯マネーがリスク市場に流れ込む」と解釈しています。ですので、基本的には「ここ2~3年くらいは、日本株は買い。郵貯マネーを巻き込み、最後は売り逃げる。」と思っているのではないでしょうか。

小職は、「財政破綻する可能性がある国の株式でトレードするのは、タイタニックの上でポーカーゲームに興じているようなもの。そういった遊びは、逃げる船を持っている人だけに許される」と指摘します。

私たち一般市民は、海外送金規制が厳しくなる前に、海外投資をスタートさせるのが得策ではないでしょうか。もし規制がなくても、海外株式投資は基本的に日本株式よりも期待リターンが大きいですし、グローバル経済の勉強にもなります。

私たち一般市民は、「国家の興隆と没落」という大きな流れに逆らうことはできないと考えています。ですが、生き延びればこそ明日もあるのだと思っています。

そのために必要なのは
・地域による自助努力ネットワーク
・自給による食料確保
・自警による安全確保
・備蓄や自家発電によるエネルギーの確保
・信頼できる人物からの情報の確保
・復興後に必要となる資産を保全すること
です。
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by kanconsulting | 2005-09-14 01:25 | キャピタルフライト

ヘッジファンドについて

最近、私の風邪や家族の入院などで更新が滞っており、失礼しております。

また、為替(米ドル、豪ドル)が大きく振れたことも、最近のトピックスですね。

ヘッジファンドについては、皆様興味があるところと思い、最近また調べております。「ヘッジファンドって何?」という方は、以下の記事をご覧ください。

ヘッジファンドへの投資(1)
ヘッジファンドへの投資(2)  
ヘッジファンドへの投資(3)
ヘッジファンドへの投資(4)
ヘッジファンドへの投資(5)
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by kanconsulting | 2005-02-16 22:57 | キャピタルフライト

海外分散投資の予算編成

現在、知人の依頼を受けて、「もし1600万あるとしたらどのように分散すればいい?」というプランを考えています。多少は責任があるので、まじめに考えます。

プラン:日本の国力衰退を踏まえ、中期~長期運用により、老後資金を捻出する。短期での引き出しは考えないことで、リスクの低減を行う。

分散例:

40% USドルMMF、うち30%は時期を見てファンドに
20% ユーロMMF、うち10%は時期を見てファンドに
10% 豪ドルMMF、カナダドルMMF
10% 世界株投資信託と中国株
10% お好みの小型日本株長期ホールド、指定がなければさわかみ投信
10% 貴金属

ヘッジファンドとしては、無難なところで
・MANの元本確保型ファンド10年もの
・クワドリガのAタイプ(昔で言うAG)
初心者にはお勧めしませんが、もう少し変わったものがよければ
・インフィニティ、フレンズなど
・海外物の養老保険

また、MMFにしても、ファンドにしても、高値つかみを避けるため、何回かに分けて投資することを考えます。さらに、るいとう(毎月、一定額を積み立ててファンドを買っていくプラン)も考えます。

※確実性・安全性は各自でご確認ください。ファンドが破綻しても責任は取れませんのであしからずご了承ください※
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by kanconsulting | 2005-01-17 23:32 | キャピタルフライト

クワドリガ訪問

今月末に、ドイツとオーストリア訪問を予定しています。
仕事ではなくプライベートです。

オーストリアのウィーンには、クワドリガの事務所があります。
一介の個人投資家として、訪問してみる予定です。
今年は、トレンドフォロー系のヘッジファンドにはつらい年でしたが、もうしばらく様子をみてもいいでしょう。
Quadriga Asset Management GmbH
Marc Aurel Strasse 10-12
A-1010 Vienna
Austria

さて、破綻したCSAですが、ホームページも消滅しましたね。
私も、お試し程度に小額投資していたのですが、現在清算中とのことでいくら戻ってくるのか分かりません。
こちらも香港当局や弁護士からの正式回答を待っている状態です。
残りの社員が新会社を設立しているようですね。
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by kanconsulting | 2004-11-11 08:49 | キャピタルフライト

ヘッジファンドへの投資(1)

最近、いろいろな本、特に「破綻本」にて、いわゆるヘッジファンドの紹介が見られるようになりました。

・ヘッジファンドって何ですか。
・ヘッジファンドは、普通のファンド(投資信託)と違うのですか。
・なぜ、そういった破綻本で紹介されるのですか。
・安全確実に儲かるって、本当ですか。
・どこで買えますか。
・いいヘッジファンドは、どう見分ければいいですか。
・詐欺ファンド、破綻ファンドもあると聞きますが、どうですか。

について、しばらくは書いていきたいと思います。

また、とある本には「オプション取引」を勧める記述もありました。しかしながら、MMFと同列にオプション取引を記述するのは、あまりにも読者に対する配慮がなさすぎと思います。

・オプションのメリットとデメリット
・なぜ、初心者向きではないか
・日本で買える(売れる)オプションはこんなに少ない
・結局、アメリカ市場

についても、書いていきたいと思います。

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海外銀行を使うテクニックは「国家破綻に勝つ資産保全 オフショア編」
海外ヘッジファンドへの投資は「国家破綻に勝つ資産保全 ヘッジファンド編」
海外証券会社を使った投資は「国家破綻に勝つ資産保全 ETF編」
外国為替取引(FX)を使った投資は「国家破綻に勝つ資産保全 FX編」
を参照ください。
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by kanconsulting | 2004-09-25 03:00 | キャピタルフライト