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誰が国債を保有しているのか 政府関連+日銀+郵貯・簡保で、国債の半分を保有

以前、次のようなQ&Aを掲載したことがありました。

Q:長期金利の動向は、今のところ、国債が割と順調に消化されていることを示している。これだけ大量の国債を発行しているのに、なぜ国債が割と順調に消化されているのか?

A:国債が順調に売れるのは、公的部門と国内の機関投資家が買い支えているからです。政府関連+日銀+郵貯・簡保で、国債の半分を保有しています。国債を国が直接買うか、国内の機関投資家に買い支えさせている、といえるでしょう。

2002年度のデータを使って、表を更新してみました。
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(追記分)
国債・地方債の担保は将来の税金です。つまりは需要(税金)の先食いですので、短期的には使えても、長期的には使えない手段なのです。長期的に国公債に頼ってしまうと、全体の財政規模のパイが大きくなることでしか、財政規模をキープさせる方法はありません。

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かん@管理人です。多数の皆様にごらん頂きありがとうございます。

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期間               全体訪問者 1日平均
12月 12日~12月 18日 1,054     150.6
12月 05日~12月 11日 907      129.6
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by kanconsulting | 2004-12-25 13:46 | 経済状況

来年度予算(2005年度国家予算案)

来年度予算については、諸論あると思いますが、国家予算を家計にたとえるのも、国民にとっては分かりやすいのでしょう。

【引用開始 2004年12月24日 読売新聞】

国の税収(44兆70億円)とその他の収入(3兆7859億円)の合計を、月収の52万4500円に置き換えてみた。

夫婦が苦労して稼いだ収入は、住宅ローンなどの返済(国の予算では国債費)と田舎への仕送り(地方交付税など)で3分の2以上が消え、家族が生活費(一般歳出)に使える分は14万5500円しか残らない。

支出を切り詰めようとしても、医療費(社会保障関係費)の伸びが止まらず、子供の授業料(文教・科学振興費)や台所のリフォーム費(公共事業費)などが加わって、出費額は月収を37万7400円も超えた。

不足分はカードローン(国債の新規発行)で賄うことにするが、ローン残高(国債発行残高)は計7090万円に膨らむ。

月収が52万円あっても、3分の2は過去の借金の返済と仕送りに消え、毎月40万円近くを新たに借金し続ける。

24日に決まった2005年度予算政府案の歳入と歳出を、平均的な勤労者世帯(年収629万4000円)の毎月の家計に当てはめると、国の財政が、通常の家計では考えられない危機的な状況にあることがよく分かる。

【引用終了】

これにつきましては、確かに危機的は危機的なのですが、これまでブログでも述べてきましたように

①国家経済と家計は意味合いが大きく異なり、単純に比較できない
②国家には徴税権と通貨発行権があり、国債に代表される借金を帳消しにすることも可能である
③増税、支出削減により単純に借金を減らすのでは、より不景気になる可能性もある
④長期公的債務残高は巨額になりすぎ、このままいけば国民とマーケットの信認を失う可能性もある
⑤景気の底上げとプライマリバランスの黒字化を両立できる国債管理政策が必要である

そして

⑥円と国債に対する信認が失われた場合には、マーケットによる調整が働き、国家財政破綻というべき状態になるであろう。大きな社会的損失が発生するために、国はそれを回避すべく、増税・通貨政策などで最大限の努力をするであろう。

と主張します。

憲法に定めた「公共の福祉」とは、国や国民全体のためには、国民の一部の権利や財産を制限することも合法として許される、ということです。すなわち、国家破綻という緊急事態の前には、より多くの国民の痛みを回避するために、国民の財産権の一部を制限し徴用することも合法として解釈されうる可能性がある、ということになります。むしろ当然のことでしょう。

そして、国家の借金は、認める認めないにかかわらず、そもそも主権者である国民と不可分であり、いやおう無く負担させられるべき性質のものです。日本国民である以上、法律の網、税金の網、通貨の網をくぐることはできず、負担から完全に逃れることはできません。資産については、世界分散投資することである程度のリスクヘッジはできますが、自分の生活そのものに対してリスクヘッジすることは、PT・海外移住・日本国籍離脱しかありえないためです。

さらに、国が国家破綻の回避策として「増税」「歳出カット」を取り続ける限り、もともと既定事項である出生率の低下とあいまって、日本の国力低下は避けられません。
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by kanconsulting | 2004-12-25 13:34 | 経済状況

来年の資産運用の計画

今年も暮れようとしております。
皆様の今年の資産運用の結果はいかがだったでしょうか?

日本株をされている方は、年初来の上昇の波に乗ったのではないでしょうか?
先物をされている方は、原油価格上昇などの恩恵を被った方もおられるでしょう。
為替をされている方は、円高(ドル安)で、差損を被った方が多いのではないでしょうか。

株も商品(先物)も、必ず波があり、ブームがあればバーストもあるものです。
その中で、それらの組み合わせにより、リスクを低減し、同程度のリスクであれば高いリターンを可能とする「中長期を見据えた分散投資」をお勧めします。

具体的には、ゴールド、外貨預金/外貨MMF(ドル)(ユーロ)(豪ドル)、日本株、世界株、ヘッジファンド、その他投資信託を組み合わせていく作業になります。

その中で、運用には「自分なりのルールを作る」ことが必要になってきます。
具体的には「何を/いつ買うか」「いつ利益確定するか」「いつ損きりをするか」です。
特に、利益確定と損きりのルールを決めることが重要になります。

たとえば
・株は、2倍になれば半分売る。8割のラインを割れば損きり。
・為替証拠金取引では、買いポジションは、2円の円高で損きり。円安方向は2円の幅のOCOで追いかける。
などです。
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by kanconsulting | 2004-12-24 00:05 | 経済状況

ドイチェポストの資料

参考のためにドイチェポストの資料をもらってきました。
これを見ますと、

・クレジットカードはVISAとマスターから選べる
・ヘッジファンドのようなものが買える
・オランダ籍のファンドが買える
・不動産投資ファンド(ユーロリアル)が買える
・インターネットで口座の操作ができる
・トラベラーズチェックが買える
その他もろもろ

が可能だと思います。
スイスポストもそうですが、ドイツポストも投資まわりが充実しているようですね。
(ご注意:スイスポストでは日本人はイエローファンドを購入することができません)

今回紹介した資料を出品しています。興味があればごらんください。

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かん@管理人です。多数の皆様にごらん頂きありがとうございます。

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期間 全体訪問者 1日平均
12月 05日~12月 11日 907 129.6
11月 28日~12月 04日 972 138.9
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by kanconsulting | 2004-12-18 12:54 | 海外銀行

ドイツの銀行

ドイツの銀行は、それこそいろいろありますが、まずドイツポストバンク(ドイチェポスト・ポストバンク)を紹介します。

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写真のカタツムリマークは、実はホルン(角笛)、転じて郵便業務をあらわしています。ドイツでもオーストリアでも、ポストにはホルンマークが記されています。その隣の「虹」のマークが、ポストバンク、日本で言うと「ゆうちょ」に相当します。町中のいたるところにあるが、この写真はベルリン・ノーレンドルフプラッツ近辺にあるポストバンクのものです。

中はこのようになっています。

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by kanconsulting | 2004-12-11 14:37 | 海外銀行

ウィーンの金貨屋

オーストリアでは、各国の金貨を無税で購入して、国外に持ち出すことができるとされています。日本でも「ウィーン金貨」がメイプルリーフ金貨と同じような感覚で売られていますね。ウィーン金貨は包装がこぎれいにしてあってメイプルリーフよりもプレゼント向きでしょう。

そこで、街中の金貨屋を見てみました。ただ、コレクション向けの金貨が多く、相場が良く分かりません。今回は金貨を購入しませんでした。

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by kanconsulting | 2004-12-09 23:07 | 貴金属・現物

オーストリア銀行

オーストリアの銀行は、次のような特徴があると言われています。

・秘密保持
・匿名による外国有価証券の売買
・各国の金貨を無税で購入して、国外に持ち出すことができる

オーストリアで有名な銀行としては、オーストリア銀行でしょう。写真は、トラム乗り場などでよく目にする、オーストリア銀行の宣伝ポスターです。市内に支店が山ほどありますので、行ってみました。

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パンフレットをもらって話を聞いた結果、

・非居住者でも、銀行口座を開設可能
・口座開設には、パスポートのみ必要
・郵送による口座開設は不可能

ドイツなどのオンショアと比べると、ずいぶんとゆるいなあ、という感じです。
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by kanconsulting | 2004-12-09 01:14 | 海外銀行

クワドリガ ウィーンオフィス訪問

リフレッシュのために休暇をとっておりましたが、帰国しました。

オーストリア・ウィーンにあります、クワドリガのヘッドオフィスを訪問いたしました。

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ウィーンの中央には、一周30分でトラム(市電)が環状線のように走っており、簡単に観光をすることができます。シュヴェーデン広場乗り場から、ドナウ運河沿いに西に少しいったところに、クワドリガのヘッドオフィスがあります。写真のように、クワドリガ(4頭立ての車の意味)マークと、「スーパーファンド」の文字が見えます。

担当者と話をしましたが、

・今年前半はトレンドフォロー戦略で厳しかった
・後半に入って盛り返してきた、前半の損は取り戻しつつある
・来年のことは、個々の商品相場の動きにもよるので、予想はできない
・これまでの戦略では、悪い時期は半年以上続いたことはないので、比較的楽観視している
・新しくA,B,Cの3種類のファンドを設立した、それぞれ許容リスクが異なる
・日本向けに何か新しいことをする予定はない、これまでどおりエージェントを通して買うなりして欲しい

とのことでした。

クワドリガは確かにボラティリティ(変動率)は大きいのですが、2~3年のスパンで平均してみれば悪くない運用成績です。今急に投資資金を撤退する理由は見当たらず、ホールドといったところでしょうか。

オーストリアについては、いろいろ規制がゆるいことが分かりました。これについては、日を改めたいと思います。
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by kanconsulting | 2004-12-07 22:30 | 海外銀行