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年末年始休暇

12/29~1/3は、休暇をいただきます。その間は、メールの返答などができませんので、ご容赦ください。

本年もお世話になりました。読者の皆様には感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

kanconsulting

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【来年のレポート配布予定】
すべてのレポートの配布を、いったん中止します。現在対応中のものを除き、配布は行いません。ご容赦ください。

【著作権について】
配布レポートの内容の転載・引用に対しては、民事裁判・刑事告訴を含めた、厳しい法的措置を用意しています。
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by kanconsulting | 2005-12-28 17:40 | 閲覧数

臨界点(クリティカルポイント)近し 国家・地方の長期債務1000兆円に

物理学には、臨界点(クリティカルポイント)という概念があります。ある変数が臨界点を超えてしまうと、あとは制御できなくなってしまう「引き返し限界点」というニュアンスがあります。

国家財政の負債についても、どれくらいまでなら「引き返しが可能なのか」という「臨界点」については、それ以外にも、担税力、GDP成長率、インフレ率、長短金利、などを総合的に勘案する必要があるとのことで、まだ結論を見ていません。ですが、「国家財政の負債がGDPの3倍を超えたことは歴史上ない」という事実から、「いくら何でもGDPの3倍が限度だろう」とする論調が、それなりに受け入れられているようです。とはいっても、「GDPの2倍である1000兆円なら、持続可能性が高い」とする根拠が乏しいのも事実です。

そして、「国・地方の借金」が1000兆円を超えるのも、間近となりました。日経の記事を引用します。

(引用開始)

「9月末の「国の借金」、最高の799兆201億円に」

財務省は22日、国債、借入金などを合計した「国の借金」が今年9月末で799兆201億円になったと発表した。6月末より約3兆円(0.4%)増え、過去最高を更新した。国民1人当たりの借金は約626万円になり、6月末より3万円増えた。

普通国債は6月末より約8兆円増の518兆円。個人向け国債や20年債の発行拡大で長期国債が約5兆円増えたほか、5年債などの中期国債も約2兆円増えた。

財政投融資の財源となる財投債は、多くが償還期限を迎えておらず、累積が進み、6月末より3兆円増の127兆円になった。政府の一時的な資金繰りにあてる政府短期証券は為替介入のための資金を国庫の余剰金で調達することにしたため6兆円減って91兆円になった。借入金は旧本州四国連絡橋公団の債務が繰り上げ返済されたことなどで4000億円減り、58兆円となった。

地方の長期債務は約204兆円あるため、国と地方を合わせた長期の借金は、重複分を除いても1000兆円近くに膨らんでいる。 (20:00)

(引用終了 日経ネット2005/12/22
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by kanconsulting | 2005-12-25 01:32 | 経済状況

閲覧数

更新やメールの返事が遅くなり、失礼しております。

当方からのメール送信が、エラーなどで返送されてくるケースがたまにあります。メールボックスが一杯でないかどうか、ご確認いただければ幸いです。メールの返答があまりにも遅い場合は、メール配信途中のデータ損失(エラー)の可能性もありますので、お手数ですが、再度ご連絡いただけると幸いです。

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多数の皆様にごらん頂きありがとうございます。

メインページ     ヒット数:38,207  (ページビュー)
ブログ         ヒット数:132,716 (エキサイトカウンター)
バーチャルファンド ヒット数:9,118 (ページビュー)
合計          ヒット数:176,474

(エキサイトブログ)期間  全体訪問者 1日平均
12月 11日~12月 17日 3,341 477.3
12月 04日~12月 10日 3,074 439.1

(バーチャルファンド)
09月 Page View : 1,621 Visit : 1,152 (9/11~)
10月 Page View : 2,669 Visit : 1,854
11月 Page View : 3,048 Visit : 1,894
12月 Page View : 1,780 Visit : 1,229 (~12/24)

【レポート配布について】
レポート「ETF・海外証券会社編」の頒布は、すでに「オフショア編」をお持ちの方に限定させていただいております。詳しくは、右側のリンクの「メインページ」をご覧ください。レポートの部数には制限があります。100名分となっています。

来年の無料レポート配布予定は未定です。当方の都合により、すべてのレポート配布を中止する可能性もあることをご了承ください。

【KANバーチャルファンドについて】
KANバーチャルファンドの運用の様子は、別ブログにて、週1回報告しています。
「KANバーチャルファンド~国家破綻に勝つ資産運用」はこちら。

【著作権について】
配布レポートの内容の転載・引用に対しては、民事裁判・刑事告訴を含めた、厳しい法的措置を用意しています。

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最近は国家財政問題について書いていません。ですので、「国家破綻はどうなのだ。国家破綻について書いていないが、もう心配ないのか。」と思われるかもしれません。それに対する小職の答えは、

「今の時点で、財政破綻が回避できるとする根拠は無い。国家破綻の確率を議論する前に、そのリスクをしっかりと認識し、有効な対策を立案・実行すべき。」

です。

若林栄四は、「日本株を保有して良いのは2006年まで。その後は、金利上昇による「日本版ブラックマンデー」があっても、おかしくない」と指摘しています。(まだお読みで無い方は、まずご一読をお勧めします。似た題名の破綻本とはレベルが違います。)

「円資産のリスク回避を検討してください」より、引用開始)

私たち一般市民は、「国家の興隆と没落」という大きな流れに逆らうことはできないと考えています。ですが、生き延びればこそ明日もあるのだと思っています。

そのために必要なのは
・地域による自助努力ネットワーク
・自給による食料確保
・自警による安全確保
・備蓄や自家発電によるエネルギーの確保
・信頼できる人物からの情報の確保
・復興後に必要となる資産を保全すること
です。

(引用終了)
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by kanconsulting | 2005-12-24 21:41 | 閲覧数

FX(外国為替取引)~ドボンしないために(2) 情報商材にはご注意

先日の記事「FX(外国為替取引) ドボンしないために」において、次のように述べました。

(引用開始)

このブログで何回か「円高になる可能性があり、低レバレッジでリスクをおさえるか、逆指値を入れて損失を限定的にすると良い」を指摘していました。・・・「急に円高になってしまう」潜在的リスクも否定し切れませんので、・・・シートベルトのつもりで「逆指値」を入れておくことをお忘れなきようにお願いします。

・・・重要なものを3つあげるとすると
「変動感覚」
「損きりポイント」
「低レバレッジ」
です。

「変動感覚」は、林輝太郎の本などにくわしく掲載されています。・・・皆様にも「変動感覚を身につける」ことをお勧めします。・・・「変動感覚・リスク管理のない、当て物や一発勝負」は、大きな損失への片道切符です。くれぐれもご注意ください。

(引用終了)

さて、小職も拝読している「為替王メルマガ」に、次のようなQ&Aが掲載されていました。著作権の問題を避けるためにくわしくは「為替王メルマガ」を見ていただくとして、簡単に概要だけ掲載します。

(開始 「為替王メルマガ」を元に改変 文責kanconsulting)

Q このようなFXの分散投資は、健全な手法でしょうか?
・FXにおいて、どの通貨ペアでも、1通貨あたりの変動リスクが10%であると仮定します。
・名目10億円の資金では、変動リスク相当分は1億円です。
・全く相関性のない20通貨があると仮定します。
・名目10億円の資金を、全く相関性のない20通貨に分散投資した場合の変動リスクは、
 1通貨あたり:10億円÷20×10%=500万円
 ところが、無相関であるので、2乗の和の平方根を取って、約224万円です。
・つまり、リスクの大きさは約45分の1に低下します。
・ですから、50倍のレバレッジで取引することで、リスクを抑えながら、スワップ金利を最大限に受け取ることが出来ます。ただし、損失限定のための逆指値は必須です。
・資金200万円に対しては、9通貨で100万単位(名目額:約1億円相当)のポジションを持つことです。

A 「全く相関性のない20通貨」は存在しません。過度にリスクを取りすぎており、健全ではないと考えます。

(終了)

小職も、『過度にリスクを取りすぎており、健全ではない』と判断します。

50倍のレバレッジといえば、個人投資家が突入してはいけない「最高リスク領域」です。一晩ですべての手持ち資金が吹き飛んでしまっても全然おかしくない領域ですので、「当て物や一発勝負は大きな損失への片道切符」を体現するようなものでしょう。

皆様におかれては、このような「最高リスクのFX取引」からは撤退され、健全な運用をされるようにお願いします。

さて、この内容からは、次の2つのことを知ることができます。

①高レバレッジの危険性

これについては、何度も何度も繰り返し述べており、再度述べません。中長期の資産形成には、レバレッジ2~3倍で十分です。利乗せの時期でもレバレッジ5倍が上限でしょう。

普通の皆様はレバレッジ10倍程度だと思いますが、くれぐれもご注意ください。レバレッジ50倍などは、狂気の沙汰です。

②分散投資の有効性検証

FXで分散投資の有効性を主張するのであれば、「相関係数の解析」が必須です。以前、「では、どのファンドがいいのか(2) ポートフォリオ」において、次のように述べました。

(引用開始)

資金を分散させ、リスクが減るような組み合わせ(ポートフォリオ)を考えることで、資産保全を行うこいうことについて述べます。ここで注意しなければならないのは、

何でもいいから分散すればいいと言うものではない
組み合わせが、リスクを低減できるような、逆相関(ヘッジ)あるいは無相関になっていることが重要

(引用終了)

株式投資の場合では、リスクを低減するために相関係数を解析することが当たり前のように行われています。FX取引でも、複数の通貨ペアを取り入れることでリスクを減少させたいという場合には、それらの通貨ペアの相関係数を解析することが必要なのです。

相関係数の解析は、エクセル(表計算ソフト)で、誰でも可能です。このあたりの具体的な手法は、別途レポートにまとめます。(来年以降のリリースとなります)

「相関係数の解析」が面倒なら、グラフを書くだけでも、相関の度合いを知ることが出来ます。たとえば、投資ブログの記事「オーストラリアドル(AUD)とイギリスポンド(GBP)」で、「AUD/JPYとGBP/JPYの相関を知るグラフ」を書いたようなものです。

一般的に、FXのそれぞれの通貨同士の相関度は、株式よりも高いようです。それに、通貨ペアといっても、通貨自体がそんなに多くないですから、「無相関の通貨ペア」を探し出すのも一苦労でしょう。

相関度の解析を行わずに、無相関と仮定するのは、センスがないと思われても仕方が無いですね。

しかも、「従来の相関の度合い」は、必ずしも今後の相関をも規定するものではありませんし、当然バラツキもあるわけですので、相関係数が絶対というものでもないのです。

では、どうすればいいのでしょうか。

③安全なスワップ取引

複数の通貨ペアを導入することで、思ったほどではなくても、それなりにリスクが減少することは事実です。

小職が公開しているカレンシーファンドは、AUD/JPYとGBP/JPYの2通貨ペアですが、個人的運用では、USD/JPY>EUR/JPY>CHF/JPY>AUD/JPY>GBP/JPY>CAD/JPY>NZD/JPYの7ペアのロングを長期保有しています。ポジションを立てる時期も選んでいますし、そもそも3倍程度の低レバレッジにおさえていますので、今月の円高の時期も安心して寝られていました。

「ポジションを立てる時期」として、具体的には、USDは今年の2~4月、EURは今年の2~6月、GBPはイギリスでテロがあった時期など、「安値つかみ」を心がけています。

このあたりの話は、別途レポートにまとめたいと思っています。

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来年作成予定のレポート「国家破綻に勝つ資産保全 FX・外国為替取引編」については、公開時期は未定です。
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by kanconsulting | 2005-12-24 17:51 | 資産保全一般

「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(3)

以前のエントリー「「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(2)」で、次のように述べました。

(引用開始)

「あなたもこうすれば株式(外貨)で丸儲け!」系の本は、毒です。今すぐ捨ててください。週間ダイヤモンドなどはまだ罪が軽いほうですが、読まないに越したことはありません。

なぜ毒なのか?それは、あなたから「自分で投資について考える能力を奪う可能性が高い」からです。どの銘柄がお勧めかを知るより、最優先でまず、自分で考える能力=ファイナンシャル・リテラシーを身に付けることです。(中略)

小職は以前より、「ファイナンシャルリテラシーを磨くためには、世に出ている投資本のほとんどはクズだ」と思っていました。ところが、小職が本格的に林輝太郎の書籍を読み出してからは、「本当にそうなのだ。よく言ってくれた。もっと早くに林輝太郎の書籍を読んでおけばよかった」と納得し、実感することができたのです。(中略)

カンタンに有利な情報が入手できるのなら、それは「お金を上げます」ということと同じなのだから、この世の中にありえないということが分からない。もう、マインドコントロールどころか、立派な精神異常である。必勝法、指数、指標などで利益を上げた人が皆無なことは立証済みなのに、あいかわらずそれらの信奉者や情報を求める投資家が後を絶たないのは、欲なのか、夢を見ているのか。破産して目が覚めたときは時すでに遅いのである。(「うねり取り入門 株のプロへの最短コース/林輝太郎」P177)

そして翌日、書店に行って筆者の持っていない本を手当たりしだい買ってきた。大きな紙袋に3つもあり、タクシーで家に帰ったのだが、その日から読み始めた。一般投資家向けのハウツー本、罫線論、実践論、取引所などの研究書、アメリカの本の邦訳書などであるが、読むのに1ヶ月かかった。・・・どうして、現実の売買に役に立たない本がこれほどあるのだろうか。罫線論や実践論はむなしい机上の空論ばかりである。・・・アメリカ本の邦訳書でも、・・・途中で電車の窓から投げ捨てたくなったくらいである。同じようなのは、一般投資家向けのハウツー本である。もちろん、ハウツー本であるから、「こうすれば株で儲かる」という方法が書かれている。しかし、それらは粗雑な理論と不備な・偏った資料に基づくあてずっぽう式な予測ばかりのように思えた。・・・これらのハウツー本が、いかに程度が低いかということがわかってきたのだ。(「自立のためにプロが教える株式投資/板垣浩」P220)

(引用終了)

さて、残念なことに、本屋には「どうしようもないクズ同然の、投資本、株式本、外貨本」がたくさん積まれています。そして、それを買う人には、それが「どうしようもないクズ同然」であることが分からないです。

この壁を越えるのには、以下の決心が必要です。

・これまでの、投資に対する先入観を捨て去ること
・「儲かる株式投資の本」「儲かる外貨取引の本」といったハウツー本を捨てること
・「世の中には、儲かる限定情報・早耳情報がある」という考えを捨て去ること
・「一発当ててやろう」という射幸心を捨て去ること

要するに、「捨ててこそ得るものがある」といいたいのです。その上で、

・日本の株式市場、証券会社、投資家についての真実を知ること
・そういった「外野」に惑わされること無く、自分の判断で投資していこうと決意すること
・ファイナンシャル・リテラシーを身につけること

なのです。この中で「日本の株式市場、証券会社、投資家についての真実を知ること」については、多少説明が必要でしょうから、次回以降に説明します。

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(日本株式投資についての参考書籍)
すべて読んでみてください。全部買っても2万円です。何度も読み返してください。リンクの張ってあるものは、アマゾンから購入可能です。アマゾンで購入すれば、3000円以上は送料無料です。

(入門)
「株式上達セミナー これで成功は約束された/林輝太郎」
「株式成功の基礎 10億円儲けた人たち/林輝太郎」

(初級)
「あなたも株のプロになれる 成功した男の驚くべき売買記録/立花 義正」
「自立のためにプロが教える株式投資/板垣浩」

(中級)
「うねり取り入門 株のプロへの最短コース/林輝太郎」
「ツナギ売買の実践/林輝太郎」

(上級)
「株式サヤ取り」の参考書籍
「売りのテクニック/林輝太郎」

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「数が多すぎて3冊に絞ってほしい」と思うのであれば、「株式上達セミナー これで成功は約束された/林輝太郎」「あなたも株のプロになれる 成功した男の驚くべき売買記録/立花 義正」「自立のためにプロが教える株式投資/板垣浩」の3冊セットをお勧めします。

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ファイナンシャル・リテラシーの教科書については、以下のリンクをご覧ください
「国家財政破綻研究ページ」
「国家破産・財政破綻に勝つ資産運用」
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by kanconsulting | 2005-12-24 12:03 | 資産保全一般

IPO(新規公開株式)の注意点

IPO(Initial Public Offering)とは、いわゆる「株式公開・新規公開株式」のことです。株式公開の方法は証券取引所市場への上場とJASDAQ市場への登録があります。株式公開時においては、通常、新株を発行して株式市場から新たな資金調達を行う「募集」や、既存株主が保有株式を売却する「売出し」が行われます。株式公開により、株式市場・不特定多数の投資家からの資金調達(エクイティ・ファイナンス)が可能となり、知名度の向上や社会的信用の増大といった効果があるとされています。また、業績・決算(B/S・P/Lなど)の情報を開示する義務が生じます。

株式会社は、株式未公開会社と株式公開会社に分かれます。
・未公開会社:株式がオーナー・少数の株主により所有されており、自由な株式譲渡が制限されている状態の会社。
・公開会社:不特定の多くの株主により所有され、株式市場において自由に売買が可能な状態の会社。

昨今の株ブームにおいて、「IPOが儲かる!」と、非常に注目されています。個人投資家が、複数の証券会社に口座を開き、IPOの抽選を多数申し込むことも、ネット上では普通に見られる光景となってきた感があります。

さて、IPOについては、株式で成功した複数の先人から、コメントがあります。

「株式成功の基礎 10億円儲けた人たち/林輝太郎」には、『絶対の禁止事項』として、以下の項目が挙げられています。

(絶対に手がけてはいけない種類の株) P90
・仕手株
・人気株
・テーマ株
・品薄株
新規公開株
・二部上場株、青空株(店頭株) 今で言うマザーズ、ヘラクレス、ジャスダックか

ではなぜ、新規公開株が「絶対の禁止事項」なのでしょうか。

理由はカンタンです。「買うほうは、期待がパンパンに詰まったプレミアム価格で買う。すると、売るほうは、会社が将来利益を上げなくても、プレミアムで高くなったPER分の将来利益を手にすることができる。そして、公開幹事の証券会社は、高額の手数料を手にすることが出来る。」からです。

もう少し詳しく見てみましょう。

①「買うほうは、期待がパンパンに詰まったプレミアム価格で買う」

これは、皆様ご存知のとおりです。将来の成長期待は、利益による裏づけがありません。実態がなくプレミアムだけで形成された株価は、崩壊する可能性が高いのです。

「シーゲル博士の株式長期投資のすすめ/ジェレミー・シーゲル」による解説を載せます。

(引用開始)

1970年から1990年まで、株を公開したすべての会社(およそ5000社)を追跡調査した。公開した日の終値で買い、5年保有すると、平均年率リターンはわずか5%だった。公開(IPO)値の年率リターンでさえ、12%だった。IPO株の成績が悪いのは、成長株のため、とんでもない高い株価収益倍率(PER)で値がつく銘柄があるからだ。
IPO株をIPO値で手に入れたら、・・・じっと持っていると必ず後悔する。

(引用終了)P78

②「売るほうは、会社が将来利益を上げなくても、プレミアムで高くなったPER分の将来利益を手にすることができる」

これは、「株式公開すれば、オーナー・ストックオプション保持者は爆発的に儲かる」ということの裏返しなのです。また、将来有望そうに粉飾した会社が新規公開していることからもわかるように、「合法的な詐欺まがい」のようなIPOがあることも注意しなければいけません。

③「公開幹事の証券会社は、高額の手数料を手にすることが出来る」

これは、意外と知られていないのではないでしょうか。

『企業が株式を新規上場(IPO)すると、株式の発行会社は、資金調達額の6~10%を引受手数料として証券会社に支払っています。この手数料の25%が主幹事証券に支払う主幹事手数料、25%が引受幹事証券に支払う引受責任料、50%が実際に販売した証券会社に支払う販売手数料となっています。』(松井証券HPより)

公開時の調達額が少ないと、証券会社の正味の手数料が少ないので、「株式公開は、今のような株式ブームの時に」というのが定説のようです。

小職は、セミプロの方々のされる「いわゆる、IPOの売り逃げ投機」を否定するつもりはありません。ですが、一般の方々がIPOに手を出されるのは、このようなリスクがあることをご承知の上、くれぐれも自己責任でと申し上げるしかありません。
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by kanconsulting | 2005-12-22 02:47 | 経済状況

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更新やメールの返事が遅くなり、失礼しております。

当方からのメール送信が、エラーなどで返送されてくるケースがたまにあります。メールボックスが一杯でないかどうか、ご確認いただければ幸いです。メールの返答があまりにも遅い場合は、メール配信途中のデータ損失(エラー)の可能性もありますので、お手数ですが、再度ご連絡いただけると幸いです。

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多数の皆様にごらん頂きありがとうございます。

メインページ     ヒット数:37,620  (ページビュー)
ブログ         ヒット数:130,175 (エキサイトカウンター)
バーチャルファンド ヒット数:8,679 (ページビュー)
合計          ヒット数:176,474

(エキサイトブログ)期間  全体訪問者 1日平均
12月 11日~12月 17日 3,341 477.3
12月 04日~12月 10日 3,074 439.1

【レポート配布について】

レポート「ETF・海外証券会社編」の頒布は、すでに「オフショア編」をお持ちの方に限定させていただいております。詳しくは、右側のリンクの「メインページ」をご覧ください。レポートの部数には制限があります。100名分となっています。

来年の無料レポート配布予定は未定です。当方の都合により、すべてのレポート配布を中止する可能性もあることをご了承ください。

【KANバーチャルファンドについて】

KANバーチャルファンドの運用の様子は、別ブログにて、週1回報告しています。
「KANバーチャルファンド~国家破綻に勝つ資産運用」はこちら。

【著作権について】

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以前もご紹介した「相場師キヨヒサ」さんのメルマガである「相場生活入門」が、まぐまぐ大賞ノミネート中だということです。投票は12月19日(月)までです。

まぐまぐ大賞2005って何?
http://www.mag2.com/events/mag2year/2005/
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by kanconsulting | 2005-12-18 21:45 | 閲覧数

FX(外国為替取引) ドボンしないために

先日のブログ「ドル高一服、反転ドル安に調整」で、次のように指摘しました。

(引用開始)

このブログで何回か「円高になる可能性があり、低レバレッジでリスクをおさえるか、逆指値を入れて損失を限定的にすると良い」を指摘していましたが、・・・

・・・「急に円高になってしまう」潜在的リスクも否定し切れませんので、・・・シートベルトのつもりで「逆指値」を入れておくことをお忘れなきようにお願いします。

(引用終了)

また、コメント欄で次のような投稿をいただいています。

(引用開始)

Commented by 高レバ at 2005-12-17 08:21 x

最大限の高レバのせいで、追証・追証、それでも間に合わず最後に強制決済されました。
ドルならまだまし。NZ・豪ドルで運用していた為一瞬でした。
+200万が、-200万へ・・・。自己資金じゃない分、余計いたし。他の評価損益を合計すると1500万は溶けた、地獄の2週間でした・・・。立ち直れん・・・

(引用終了)

キャリートレード通貨に乗っかって、積極的に為替差益ねらいやスワップかせぎをしようとする場合は、次の点に留意する必要があります。

(共通)
・場帳、玉帳をつけて、変動感覚をやしなうこと
・余裕資金で、少しずつ買っていく(売っていく)こと
・恐怖心や射幸心をほどほどにおさえ、冷静に相場を見ること
・押し目でナンピンし、平均値を有利にすること
・一発狙いはお勧めしません

(為替差益ねらい)
・高レバレッジでもかまわないが、その場合は損きりポイントは必ず入れておくこと
・損きりポイントは、購入時より1~2円 (※値はレバレッジ10倍)
・損きりポイントは、絶対に下げないこと
・逆に、損きりポイントを上げて、利益確定ポイントに変更するのは推奨

(スワップ狙い)
・あらかじめ、過去最高の円高がありうるものとしてレバレッジを低めにすること
・多少の相場変動には動じないこと、デイトレードはしない
・計画的ナンピン推奨、利乗せはほどほどに

この中で重要なものを3つあげるとすると
「変動感覚」
「損きりポイント」
「低レバレッジ」
です。

「変動感覚」は、林輝太郎の本などにくわしく掲載されています。小職は、林輝太郎の本を読む前から、
・大きなポジションをいきなり立てるのは心理的にギャンブル性が高く、うまくいかない
・恐怖心を克服するために、小さなポジションを少しずつ立てることが、精神的に楽
・そうすることで、動揺することなく、「上がった」「下がった」を冷静に受け止めることが出来た
・だから、相場が下げても安心して長期投資が出来る
・有利な場面が来れば少しずつ買い増しが出来る
と思っていました。

皆様にも「変動感覚を身につける」ことをお勧めします。

週間木村剛!で

「・・・「俺は退職金で絶対に人生をやり直す!」と書いてあるんですが、これから団塊の世代続々と退職して、ものすごい退職金をもらって、・・・株式投資に参入してくる・・・」

と紹介してありますが、株式投資にせよ、FXにせよ、「変動感覚・リスク管理のない、当て物や一発勝負」は、大きな損失への片道切符です。くれぐれもご注意ください。

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(「変動感覚」についての参考書籍)
以前から紹介しています株式投資の本ですが、基本精神はFXにも通じるものと思います。リンクの張ってあるものは、アマゾンから購入可能です。アマゾンで購入すれば、3000円以上は送料無料です。

(入門)
「株式上達セミナー これで成功は約束された/林輝太郎」
「株式成功の基礎 10億円儲けた人たち/林輝太郎」

(初級)
「あなたも株のプロになれる 成功した男の驚くべき売買記録/立花 義正」
「自立のためにプロが教える株式投資/板垣浩」

(中級)
「うねり取り入門 株のプロへの最短コース/林輝太郎」
「ツナギ売買の実践/林輝太郎」

(上級)
「株式サヤ取り」の参考書籍
「売りのテクニック/林輝太郎」
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by kanconsulting | 2005-12-17 09:23 | 経済状況

ドル高一服、反転ドル安に調整

このブログで何回か「円高になる可能性があり、低レバレッジでリスクをおさえるか、逆指値を入れて損失を限定的にすると良い」を指摘していましたが、本日は急激にドル/円が4円の円高になりましたね。小職も、いくつかのポジションが利益確定の逆指値にかかって決済されました。

a0037933_174747.jpg


最近FXを始められて、「ドルを買い損ねた!まだまだ行ける!買い増しだ!」と、高いレバレッジでドルのロングポジションを立てていた方は、強制決済にかかってしまった方もおいでなのではないでしょうか?

本日のこの動きは、小職にとっては「損きりの動き」のように感じました。これまでも「購買力平価と為替レートの関係~キャリートレードのブームとバースト」などの記事で何回か書いていますが、ドル円のようなキャリートレードの関係にある通貨ペアは、じわじわと高金利通貨が買われ、機関投資家の利益確定が呼び水となってポジションをふくらませた投資家の狼狽売りを誘発し、一気に高金利通貨売りに反転することが特徴です。

(引用開始 10/28 「購買力平価と為替レートの関係~キャリートレードのブームとバースト」より)
当面は、ドル高円安の動きは継続すると考えています。ですが、「急に円高になってしまう」潜在的リスクも否定し切れませんので、FXでUSD/JPYロングをされている方は、シートベルトのつもりで「逆指値」を入れておくことをお忘れなきようにお願いします。
(引用終了)

さて、1年ほど前に、ドル円が120円に到達しないことを条件に高利率を約束する仕組み債が売れていたようです。高利率の代わりに、ドル円が120円になれば、受け取れる金額は大きく減額されるというリスクを負います。仕組みとしては、シティバンクの悪名高い「プレミアム・デポジット」と同じようなものでしょう。この仕組み債を、日本の投資家が多量に購入していたという話があるようです。

「『まだ』は『もう』なり、『もう』は『まだ』なり」
「人の行く 裏に道あり 花の道」

高レバレッジのFX取引にはくれぐれもご注意ください。逆に、ドル資産の比重を高めたいという方には、いい買い場(目押し買い)なのではないでしょうか。
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by kanconsulting | 2005-12-16 01:08 | 経済状況

ヨーロッパ向け送金時の留意点

EPC(The European Payments Council)は、2006年1月1日より、送金銀行及び受取銀行が共にヨーロッパ域内に所在する場合のユーロ建て送金について、送金指示にBIC及びIBANの記載を義務づけることを決定しました。欧州域内の送金決済自動化を促進するためだということです。

日本からヨーロッパへのユーロ建送金についても、コルレスバンクがヨーロッパにあるなどのケースがあり、BIC及びIBANを記載したほうがいいでしょうね。

BIC:Bank Identifier Code 「銀行を特定するためのコード、SWIFTコードと同じ意味
IBAN:International Bank Account Number 国番号、銀行コード、口座番号を組み合わせたような「個別口座特定のためのコード」

【CITIBANK】
BIC・SWIFT : 受取人から事前に受取銀行のBICを入手し、ルーティング方法「SWIFT」を選択し、コードを入力する
IBAN : 受取人から事前にIBANを入手し、受取人口座番号の欄に記入する

【三井住友銀行・UFJ銀行などの邦銀】
BIC・SWIFT : 受取人から事前に受取銀行のBICを入手し、支払銀行の銀行番号の欄に記入する
IBAN : 受取人から事前にIBANを入手し、受取人口座番号の欄に記入する

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「メビウスラビリンス」さんの海外送金の記事である「「宮崎駿―メビウス」展カタログ購入ガイド:郵便局篇前編」「「宮崎駿―メビウス」展カタログ購入ガイド:郵便局篇後編」が有用と思いましたので、紹介します。
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by kanconsulting | 2005-12-11 08:17 | 経済状況