スイス・プライベート・ファンド 詐欺会社と生活保護

先日のニュースで、スイス・プライベート・ファンド関連のノンバンクに勤務して月収100万円を得ていた男性が、生活保護費566万円を不正に受け取っていたとして逮捕された、という記事が掲載されました。

「スイス・プライベート・ファンド」は、当時話題になった詐欺会社ですが、7パーセントという高金利を殺し文句に全国から30億円以上の金を集めていたと言われています。もちろんスイスとは何の関係もありません。金融に無知で、まとまったお金を持っている高齢者が狙われたと言われています。

この記事は、二つのことを教えてくれます。

①詐欺会社は相当儲かるということ
②生活保護を不正に受けている人が実際に存在し、他の捜査がなければわからないこと

①に関しては、もはや言及の余地は無いでしょう。「お金は集まるところに、半ば自動的に集まる」のですから、「お金を持っているからといって信用してはならない」のです。

②に関しては、深刻な問題と認識しています。このように不正に生活保護を受給している、あるいは、働けるのにあえて収入をセーブして生活保護を受ける、といった例が複数あると伝え聞いています。そのようなケースが、本当に生活保護が必要な人にとって害であることはもちろん、税金を負担する層にとっての裏切り行為であることは言を待ちません。

この事件の舞台となった大阪は、以前のブログなどで紹介したように、破綻寸前といっても過言ではありません。つまり、生活保護などの必要的支出などについても、削減せざるを得ない日が来るかもしれないのです。削減しなければ、増税しかありません。

小職は、「生活保護を不正に受ける」行為は、重大な犯罪であり、厳しい処罰と、重い罰金を科すべきであると主張します。

(引用開始)

(前略)生活保護費計566万円を騙し取った疑い。調べに「収入があるのに生活保護を受け取った」と容疑を認めているという。

K容疑者は、当時、大阪府警が出資法違反容疑で摘発した金融会社「スイス・プライベート・ファンド」の関連ノンバンクに勤務し、月収約100万円を得ていた。マンションなど不動産も所有していたという。

(引用終了:産経新聞2005/11/12夕刊)

スイス・プライベート・ファンドについては、皆様ご存知と思いますが、注意を促すために再度掲示いたします。

(引用開始)

「出資法違反事件でSPF会長らに有罪判決」

出資法違反(預かり金の禁止、高金利)の罪に問われた「スイスプライベートファンド」(SPF、大阪市)会長、和中勝被告(58)と元経理責任者、夏川江美子被告(38)、同社など3社に対する判決公判が6日、大阪地裁であった。
(中略)
川合裁判長は判決で「もっぱらグループ会社と自己の利益のために違法の連鎖を繰り返した犯行で、常習性があり悪質」と述べた。判決によると、両被告は2001年12月―02年7月、グループ会社の資金集めのため、「当社はスイス本社で実績のある会社。ベンチャー企業に投資する」などと一般投資家9人から1億6000万円を集めたほか、会社を仮装して高金利で18人に貸し付け法定利息を上回る約800万円の利息を受け取った。
SPF側は、同協会など2社が匿名組合方式で集めた金をベンチャー企業などへ融資、利益を配当すると宣伝。 「2社とは別法人のSPFが元利金を保証するので違法性はない」と顧客に説明していた。しかし、2社は和中容疑者が実質的に経営権を握り、府警はSPFと一体と断定。
関連の消費者金融の運営資金集めのために、ベンチャー企業への融資話をでっち上げたとみている。

(引用終了:NIKKEI NET2003/11/06より)
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by kanconsulting | 2005-11-13 15:56 | 資産保全一般
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