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日本株式投資の真実(4) 不二家と「株の裏」 誰が空売りを? 仕手筋?それともインサイダー?

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皆様ご存知のように、食品(製菓?)メーカーの不二家で、賞味期限偽装などの複数の問題が発覚しました。報道によると、単独での再建は難しいと見られています。

そして、これもご存知だと思いますが、不祥事発覚直前に、大規模な空売りがあったということです。

(引用開始:一部伏字にしています)

国際評論家小野寺光一の「政治経済の真実」


<230円から空売りがスタート。しかも不祥事の公表前>

ヤフーファイナンスの株価の動向を見ると、不二家の不祥事発表より前には230円程度だった時期から大規模な空売りがスタートしており、急落していることがわかる。出来高もすごい。空売りがスタートしている時期に、4千万株も出来高がある。○○グループは、632万株である。それのほぼ6倍~7倍の売りがあった。

(中略)これほどインサイダー取引だと透けて見えてくる取引なのも珍しい。

(順序変更)

<保有目的は、空売りのため>

きちんと保有目的は、○○は、証券業務の一部としての借り入れ株券にかかるトレーデイングと書いてある。株券を322万1千株を保有して、それは不二家すべての発行済み株式数の2.55パーセントである。

<空売りとして借りたと明示>

そして当該株券等に関する担保契約など重要な契約のところに「株券の消費貸借により321万6千株の借り入れとある。」

(中略)つまり、○○は、321万6千株については、空売りのために他の株主から一時的に借り入れた株券であり、それは消費(空売り)をして、そのあと、買い戻して、株券を貸してくれた人に返すという契約です、と言っているわけだ。空売りのためだという意味である。

(引用終了)

誰が空売りを行ったのかは、後日にならないと分かりません。ですが、「あらかじめ借株を仕込んでいた外資系証券会社」が存在することは、有価証券報告書(抜粋を掲載)で判明しているとのことです。一種の仕手筋なのか、それとも果たしてインサイダーなのか、歴史による検証を待ちたいところです。

小職が申し上げたいのは、『日本株式は、投資対象として、必ずしも適切ではない。投資の前に、まずファイナンシャル・リテラシーを身につけることが必要だ。どうしても日本株式投資をしたい場合には、それなりの手法を学ぶことが望ましい。』ということです。

今年は、商法(会社法)改正による、株式交換による三角合併が解禁される年でもあります。「日本の市場および株価の変動には、何かインチキくさい感じが付きまとっている」とは、具体的にはどういうことなのでしょうか?そして、「無法者」とは、誰なのでしょうか?よく、ご自身の目でご確認ください。

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さて、先日も紹介した「株の裏」*から、ヒントになりそうなブログ記事を引用したいと思います。なお、小職の判断で、一部、伏字にしております。読者の皆様方には、事情につきまして、ご賢察いただければと思います。

*諸般の事情によりサイトを閉鎖したとのことです。(従いまして、伏字の内容は、ご想像いただくしかありません。)

なお、引用元の内容についてのご判断は、賢明な読者の皆様に委ねたいと思います。小職としては、判断は明示しません。また、引用内容についての質問にも答えられませんので、あらかじめご了承ください。

(引用終了)

「株価操作」

株価操作しやすい株はとくに出来高の少ない株です。高値をつけているにもかかわらず出来高の少ない株は、売りから入るにしろ買いから入るにしろ、参加した人間がターゲットにされて損をするようなハメになりますからなるべく参加しない方がいいでしょう。出来高が少なければ天井のケースも天井でなくなる場合もあるのです。
はっきり言って、千株単位の株で一日の出来高が十万株未満なら○○が意図的に株価を上げ下げすることは容易なことだと思います。時々、○○が、見せ玉をしたとかで、なんらかの処分をされていましたが、そんなことは日常茶飯事的に行われている筈です。ただばれるかばれないかの問題だと思います。
出来高十万株といっても大多数が○○の自己売買で、一般顧客の売買は半分にも満たなく、その○○の自己売買に振り回されて、顧客の多くは結局は損をするハメに追い込まれるのです。

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「経済ニュース等で」

「個人投資家の投げが投げを呼んで日経が大きく下げた・・」とか言ってることをよく聞きますが、でたらめもいいとこです!そういう日の数字を調べるとたいてい個人投資家は逆に買い越しています。
要は、○○が○○にそういう風に言わせて個人投資家の不安心理を煽り早く損切りさせようという思惑です。○○は個人投資家に損切りさせてこそ自らの儲けが出るのです。そのため、彼らとしては我々個人には、より高い値で買わせて、より低い値で売らせるようあの手この手を使ってきます。

あるいは「円高で・・」とか「景気判断指数が・・」とかの影響で上がったとか下がったとかいうのも同じく後からとってつけただけの理由です。日経が下がったから(あるいは上がったから)、結果論で何か理由を無理やりつけて言っているだけです。例えば下げた場合の本当の理由は私ならこう言います。
「朝方少し下げたところで、個人投資家が安いからとナンピン買いした人間が多かったため、そういう人間をふるい落とす目的で○○連中がさらに値を下げてきた」

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「証券自己の割合」

投資主体別売買動向的な数字をいろんなもんで見る機会があって、一般にはその内、証券自己部門の売買が40%前後を占めてるって言われてるけど、わたいが見た感じじゃぁ実態はそんなもんどころやないはず!おそらく大半が証券自己による見せ玉的なもんで、少なくとも市場全体の70%程度は占めとるんやないかと思う・・・

(中略)

○○連中は、他の○○と結託して、頻繁に見せ玉を作り、法令違反を掻い潜るため、キャッチボールでそれを払って、いかにも地合いが強いようにみせたり、弱いようにみせたりしながら、個人の参入を様子見、その出方によって、参入した人間をカモにする為本格的にその株価を下げたり上げたりしてぼろ儲けするって仕組みです。

○○にはさまざまなイカサマが許されており、その一番ひどいものは、最初の方の記事に書いた「かまぼこ」の存在で、我々個人投資家が注文を出したのを見て、それに割り込んで自分らの注文を先に通すなど・・・。みんなもこれらで注文を出す際、ちょっと注意して見てたら気がつくと思います。

(引用終了)

ではどうすれば良いのでしょうか?何度も書きますが、それは、読者の皆様がご自身で考えなければならないことです。今後の厳しい経済情勢を生き抜くには、『自分自身で考えること』が必要なのです。冷酷なようですが、それが現実です。

ファイナンシャル・リテラシーについては、過去の記事が参考になると思いますので、ご覧ください。

「ファイナンシャル・リテラシー」
「「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(ファイナンシャル・リテラシー)」
「「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(2)」
「「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(3)」
「投資本の9割はクズ~「儲かる株の本」「儲かる外貨取引の本」にはご注意(4)」
「【ご注意】 「国家破産・財政破綻対策」系の情報商材への注意喚起」
「「買いを急がせるものにロクなものはない」 投資には見送りの三振はない ファイナンシャル・リテラシー」
「「近未来通信」営業停止 詐欺的商法の「甘い言葉と派手な広告」とファイナンシャル・リテラシー」
by kanconsulting | 2007-01-26 00:57 | 株式投資
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