本日はこのニュースでもちきりですが、福田首相が退陣を表明しました。突然の表明に、「これは、何かがあったのだな。」と思ったしだいです。
政治の世界の発表事は、すべて出来レース。言葉が悪ければ、事前に計画されたものだと思います。 詳細は、今後調査したいと思っております。 【9/2追記】 副島隆彦の学問道場から引用します。 (引用開始) http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi 「967」 福田首相の辞任の報を受けて冒頭に加筆します。副島隆彦 2008.9.2 2008年秋の「囲む会」自力主催講演会のお知らせ。 政治と金融の最新情勢について歴史ある、三宅坂の社会文化会館で語ります。2008.8.28 副島隆彦です。今日は、2008年9月2日です。 冒頭に加筆します。 福田康夫首相が、昨晩、9時ごろ辞任しました。10時ごろに記者会見がって、辞任の表明をしました。 町村信孝官房長官は、憮然として、麻生太郎・自民党幹事長との三者会談の席を立ち、会議室から出たところの映像では、「首相が勝手に決めたのだから、それでいいでしょう」と不愉快そうであった。 私は、福田首相という人は、立派な人だと思う。政治家として、一度も国民におかしなことをしない、誠実な人間だと分かっていた。今もこの考えに変わりはない。直接、お話したことはないが、政治家の資金集めのパーティとかで、近くから演説している様子をじっと見ていて、そのまじめさがよく伝わってきた。 (中略) 福田首相のような生来の善人で、誠実な人柄で、そう長いことは、政権を維持できないことは私は分かっていた。そして、今の首相(総理大臣)は、きっかり一年ずつの、交替制の国家になってしまっているのが、今の日本だ。 6年間も居座った悪人(更には、悪魔にまでなった)で、アメリカの手先だった、小泉純一郎が例外となる。 次は麻生太郎だろうが、彼は、おぼっちゃんで、誰でも見ていたら分かるとおり、「頭が軽い」人だから、年内に総選挙(衆議院選挙)をやって、それで、負けて退場するために使われるだけの人だ。 私は、日本国民にとって、一番大事なことは、政権交代だとずっと思ってきた。このことは、考え深い日本人で、地道に生きてきた人なら、誰でも分かることだ。 なんとしても、自民党を政権から引き釣り降ろして、民主党の政権に代えなければならない。 そうしないと、日本国が危ない。迫り来る、アメリカ発の、アメリカの金融崩れから起きる世界恐慌に国家として立ち向かう準備が出来ない。 今の日本の悪の集団である、官僚(高級公務員、およびそのOBの天下りたち) たちによる支配を叩きつぶすためには、政権を変えなければいけない。今の民主党の若い、経験のない、ひ弱な政治家たちでは、政治は大混乱になるだろう。それでも構わない。 あくまで、私たちは、何があろうが、小沢一郎が率いる、民主党を、今は、応援して、自民党政治(官僚どもと、アメリカがあやつり放題だ) を終わらせなければならない。 (中略) 福田首相は、昨晩の最後の記者会見で、「私は、(あなたたち新聞記者たちとは違って)先が見通せる人間なんですよ」と、気色(きしょく)ばんで、反論したそうだ。私は、この福田康夫の気持ちと考えが手に取るように分かる。福田首相は、自民党はもう終わりなのだ、終わりにすべきなのだ、日本国民のために、自民党(と官僚たち)という古い政治支配のしくみを壊さないといけないのだ、と、長年、現場にいて、知り抜いている人だ。 (引用終了) 福田首相が善人(政治家に善人というのはありえるのでしょうか?)であったかどうかは、私には分かりません。ただ、あの一種独特の皮肉は、苦悩の表現だったのかもしれない、ほとんどアメリカの言いなりにはなりながらも、最後の最後で屈服しなかったのかも知れない、とも思います。金目のものは全部出せ、さもなくば、辞めるか、退場させられるか(病気、自殺)、といった、すさまじい圧力がかかっていたのだと思います。 この後、「福田首相は、何に屈服し、何に屈服しなかったのか」という全貌が、少しずつ明らかになっていくのだ、と思います。具体的には、ドルシステムを防衛するために、日本の資金をどの程度貢ぐのか、という話です。 こう書くと、「またアメリカ陰謀論か。」と思われるかもしれません。しかし、これまでに何度も書いていますように、金融システムが信用収縮から回復するのには、どこかからお金を引っ張ってくる必要があるのです。そして、「弱いものから巻き上げる」のが、一番手っ取り早いというのも、歴史が教えてくれるところです。 ドルシステム=ドル基軸通貨による金融資本主義が崩壊すると、日本も道連れです。先日に記事にしましたが、「ドル防衛に関する日・米・欧の秘密協定」がこの時期にリークされたのも、偶然ではないと思います。日本の財務大臣や次官が、電話で呼びつけられて、これくらいは出せるか、どの程度なら出せるのか、と怒鳴りつけられている情景が目に浮かぶようです。 副島隆彦は、『アメリカからの激しい、金融崩れで、アメリカは、日本が貸し込んでいる 600兆円(5兆ドル)のお金を一円も返さないつもりだ。・・・厚生年金も、国民年金も、共済年金も、それらの資金の運用先をアメリカにしてあるので、「元本吹き飛ばし」にあって、まず、3分の1ずつに削られて、それだけしかもらえなくなる。』と書いています。さもありそうな話です。 関連するニュースを引用します。 (引用開始) 福田退陣ドキュメント…官邸から一斉電話、自民幹部も絶句 突然の退陣表明だった。 1日午後8時過ぎ、与党幹部や閣僚らに、首相官邸から一斉に電話連絡が入った。「福田首相が9時半から記者会見をします。内容は分かりません」 電話を受けた茂木行政改革相は「突然の記者会見なら、いい話でも悪い話でも、すごい内容だろう。悪い話のほうなら、それは一閣僚のことではない」と、辞意表明が頭をよぎった。だが、日中の災害対策本部会議では普段とまったく変わらない様子だった。 「安倍前首相の時は予兆があったが……」。半信半疑で記者会見を待った。 午後8時50分、首相のそば近く仕える「身内」の岩城光英官房副長官は、表情をこわばらせて官邸に駆けつけた。 「一度官邸を出たが、『急いで戻ってくるように』と言われた。(記者会見の)内容は分からない」 8月に就任したばかりの塩谷立官房副長官は、地元・静岡県から急きょ上京したが、記者会見には間に合わなかった。 自民党本部にも、午後10時過ぎから幹部が続々と集まった。 首相と同じ群馬県出身の笹川総務会長は、「自分の理想通り、国会を運営したいというところもあったのだろう。なかなか国会召集一つにしても、首相の思うようにはいかなかったからなあ」と首相の心情をおもんぱかった。 大島理森国会対策委員長は、「国対委員長として十分な仕事を……。貢献できなかったことに……」と繰り返し絶句し、「ともかく、無念至極でございます」と続けた。 ただ、安倍前首相を思い起こさせる突然の辞任が国民の反発を招くのではないか、との不安も消えない。特に、首相が「私自身は自分を客観的に見ることができる。あなた(記者)とは違う」と言い放った態度は、強烈な印象を与えた。 「あの記者会見は、今後、尾を引くぞ。国民を敵に回したんじゃないか。逆切れ辞職じゃないか」。自民党幹部はうめいた。 民主党は、次期衆院選という“決戦の場”を前に首相が自ら政権を投げ出す形となったことを、「好機到来」と歓迎している。山岡賢次国会対策委員長はBS番組に出演し、「倒れた人にむち打つようだが、はるかに攻めやすい。政権としての体をなしていない。直ちに政権交代して頂いたほうが、自民党を立て直すためにもいい」と冗談交じりに話した。 記者会見を終えた首相は、官邸から首相公邸に歩いて引き揚げた。記者団から、「政権を投げ出したという批判もありますが」と問いかけられたが、目もくれず無言のまま立ち去った。 (2008年9月2日02時13分 読売新聞) --- UPDATE1: 自民党総裁選への立候補、何も考えていない=与謝野経済財政担当相 2008年 09月 2日 12:21 JST [東京 2日 ロイター] 与謝野馨経済財政担当相は2日の閣議後会見で、福田康夫首相の突然の辞任表明を受けて近く行われる自民党総裁選への出馬について「私自身は何も考えていない」と述べた。衆議院議員に初当選してから「一度も考えたことはない。今もそういう状況が続いている」とも語り、出馬に否定的な考えを示した。 <麻生幹事長、財政健全化目標年度先送り発言は軌道修正> 最有力とみられる麻生太郎自民幹事長については「立派な総裁候補者であると思う」と評価。麻生幹事長が一時、基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化の目標年度先送りに言及していたことに関しては「麻生幹事長も若干の軌道修正をしていると思う。(発言は)先送りできないかとの疑問符付きの発言で、今は(先送り)できないとわかっておられる」と述べ、財政健全化のスタンスは堅持されているとの見方を示した。 そのうえで新しい首相には(1)財政再建の道筋をつける、(2)社会保障制度を持続可能にする。そのための国民的理解を得る、(3)原油高などへの激変緩和措置の実行、(4)国際競争力強化、(5)食料自給率50%を目指す──ことなどを期待するとした。 <放り出したのではなく、内閣の寿命> 首相の辞任表明については「相当びっくりした」としながらも「一晩明けてみると危機感があって、淡々と受け止めてやっていかなければならない。平らな気持ちになっている」との心境を語った。また、局面展開で国政の進展を狙った福田首相の辞意表明に理解を示した。 政権放棄との批判には「内閣は生き物と一緒で、ある日パタッと命がなくなることがありえる。放り出すというより、内閣としての寿命がきたと私は思う」と弁護した。 新しい総理総裁でも国会のねじれ現象は変わらず国会運営の厳しさは変わらないが、与謝野担当相は「民主党次第だ。(民主党が)どんな話にも応じない古典的な抵抗政党の政治手法をとっている限り、政治はこう着状態に陥る」と述べ野党の動きをけん制した。 <補正予算の早期成立に期待> 政治空白が生じることによる景気への影響については「民主党はもともと29日まで審議に応じないとしていた。政治空白を最初に発生させたのは民主党だ」と反論。 先週末策定した総合経済対策や、実行のための補正予算案の臨時国会での成立について「日本経済、国民生活にとって大変重要だ」と述べ、早期の補正予算の成立に期待を示した。 そのうえで、衆院解散・総選挙が現実味を帯びることで懸念される歳出圧力にも「選挙に勝つために歳出増を求めることは、良識ある自民党にはない」と語った。 (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子記者) --- 陳謝に追われる自民党議員、“ポスト福田”動き本格化 福田首相の突然の辞意表明から一夜明けた2日、自民党議員は国民への陳謝に追われる一方、「ポスト福田」選びに走り出した。 菅義偉・前総務相は2日朝、横浜市内で街頭演説し、「心からおわびします。政治空白を最小限にとどめて、開かれた総裁選を行い、新しい総裁のもとで信頼回復に努めます」と述べ、通行人に頭を下げた。 河野太郎衆院議員はTBS番組で、「景気対策をしっかりやらなければならないのに、首相がさっさと逃げるのはあまりにも無責任だ。2代続けて、こんな風に投げ出すことになって、本当に申し訳ない」と、陳謝を繰り返した。 一方、福田氏後継の最有力候補と目される麻生幹事長は2日朝、硬い表情のまま、都内の自宅を出て、無言で公用車に乗り込み、自民党本部へ向かった。 小池百合子・元防衛相は2日朝、都内の自宅前で待ち受ける記者団に「おはようございます」。出馬の意向を問われ、「日本の危機」を強調した。 昨年の前回総裁選で麻生氏を支持した鳩山邦夫・前法相はテレビ朝日番組で、「21世紀、22世紀の日本はかくあるべしという理念が聞かれるような総裁選にしなければならない。麻生氏が楽勝するような選挙であってはいけないが、いろんな議論が出て、その結果、麻生太郎が勝つのがベストだ」と述べ、麻生総裁が望ましいと強調した。 一方、麻生氏に批判的な自民党有力者は都内で記者団に「小泉改革の継承者を誰か出さないといけない」と語り、麻生氏の対抗馬擁立を目指す考えを示した。 自民党の各派閥は幹部が集まり、対応を協議した。 町村派幹部は都内で記者団に「今回は自主投票になるだろう」と語った。麻生派は都内の事務所で幹部らが断続的に協議し、麻生氏を支えていくことを確認した。津島派は都内の派閥事務所に額賀福志郎会長代理ら幹部が集まり、協議を続けた。 ただ、党内には「福田氏の無様な辞め方を打ち消すため、開かれた総裁選を派手にやった方がいい」(若手)との声が強まっている。 甘利明・前経済産業相は2日朝、都内で記者団に「派閥次元で拘束をかけて決めるというような戦いをしていたら、自民党は再生しない。自分が信ずる人、日本の将来を託せる人を心のままに皆が応援するという選挙にしないといけない」と指摘した。 福田首相が辞任の一因としてあげた民主党の国会対応を批判する声も上がった。 伊吹財務相は2日朝、都内の自宅前で記者団に「民主党も福田氏の気持ちを少しはくんで、(参院で)審議せずに60日間引っ張るということだけはやめてほしい」と語気を強めた。 公明党は2日朝、党本部で臨時役員会を開き、総裁選の行方を見守る方針を確認した。 (2008年9月2日11時30分 読売新聞) (引用終了)
by kanconsulting
| 2008-09-02 02:34
| 経済状況
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